人間神の子としてのこれからの生き方〜宇宙時代に向けて〜(1/3)

神の子

自らの人生に対する心からの問いかけ

人間どう生きるべきか。

生きている限り、人は少なくとも一度や二度は、その問いに向き合うときがあるのではないでしょうか。

私自身を振り返ってみても、その答えが分からずに苦しみ、悩んでいた時期が若い頃にありました。

世間の価値観や社会的な規範などに流されることも多い中で、人間としての本当の生き方とは何なんだろうという疑問を持っている人もいるかと思います。

また、そのような疑問を明確に意識したことがなかったとしても、今の自分の生き方に対して「何かが違う」という違和感のようなものを心の奥で感じていることもあるかもしれません。

100人いれば100通りの人生や生き方があるのは当然ですけれども、人間の本質に則った、真実なる生き方とはどのようなものなのか。

そして「宇宙時代」と言われる、他天体の宇宙人たちとも同じ神の子として手を取り合う時代がいずれやって来る中で、宇宙の中の地球という視点を持って人間はどう生きるべきなのか

そのようなことについて、これから何回かに分けて私なりにまとめてみたいと思います。

神理を知る

まず最初は、「神理を知る」ということです。

神理とは、この大宇宙を貫いている普遍的な法則のことです。

それは神の理と書かれるように、大宇宙の神により決められ、宇宙全体に流れている摂理です。

それを信じるか、信じないかは一人ひとりが決めることではあります。

しかし、それを受け入れようと受け入れまいと、神理とは普遍的に大宇宙を流れている法則であり、神の思いそのものです。

神理を知らないままで人生を生きるというのは、羅針盤を持たないまま航海に出る船のようなものです。

その意味でも、まずは神理を知るということがとても大事なことだと私は思っています。

魂という永遠の命を与えられた霊的な存在

人間とは本質的にどのような存在なのか。

それを知らないで生きているのは、眠ったまま生きているようなものではないでしょうか。

物質の肉体や脳が私たち自身なのではなく、人間とは魂という霊的な存在です。

魂こそが人間の本来の姿であり、私たちは永遠の命を与えられて生き続けている存在なのです。

肉体が死んだらすべて終わりで真っ暗になって無になってしまう、というようなことは決してありません。

この世とあの世を転生輪廻している

私たちはこの世に生まれてきて、今回の人生を終えたらあの世へ帰っていきます。

そして、時が経てば、またあの世からこの世に生まれてきます。

そのようにして、何度も何度も繰り返し地上に生まれ変わっては魂の学びを深めているのです。

それを転生輪廻(てんしょうりんね)と言います。

生まれてくる時にはあの世の記憶は消してくるので、あの世のことはほとんど覚えていませんが、あの世に帰ればすべて思い出すのです。

私たちが転生輪廻を繰り返しながら学んでいることは「愛」という一点に尽きています

大宇宙のあらゆる存在が神の子である

私たちは大宇宙の神によって創造された神の子です。

それは人間だけではなく、動物や植物も、星々も、宇宙に存在するあらゆるものが神の子としてつくられています

それぞれの神の子が自らの個性を生かして、互いに愛し合い、愛を表現するために存在しています。

すべての神の子が神の表現体として、神の一部として、その中に神の命が息づいています。

神は大宇宙に満ちる愛のエネルギー

神とは、この大宇宙のあらゆるものをつくられた愛のエネルギーです。

神は大宇宙に生きるすべての命の源であり、あらゆる存在を生かし、育まれています。

神の子たちの成長や進化を温かく見守られ、すべてを赦し、すべてを愛されています。

神は何も求めることなく、ただただその圧倒的な愛ですべてを包まれています。

原因結果の法則

宇宙にはそんなにたくさんの法則があるわけではなく、代表的なものは「原因結果の法則」と「波長同通の法則」です。

原因結果の法則とは、あらゆることには原因があり結果があるということです。

当たり前のことのように思うかもしれませんけれども、起きた結果には必ずその原因があるということです。それは、この宇宙に偶然は存在しないという言い方もできます。

ある原因がその結果をもたらし、そして、その結果がまた次の原因となりその次の結果をもたらす。

そんなふうに原因と結果の絶え間ない連鎖によってこの宇宙は展開し、それは私たちの人生においても同じなのです。

波長同通の法則

波長同通の法則とは、同じ波長は引き寄せ合い、大きくなり、異なる波長は退け合うということです。

「類は友を呼ぶ」と言われますけれども、まさにこの言葉が波長同通の法則を表すものです。

私たちが日頃心で思ったり考えたりしていることは目には見えませんが、エネルギーそのものとして発信されています。

その人が発している思いのエネルギーと同じ波長を発している人が磁石で引き合うように集まります。

また、異なるエネルギーの波長を発している人たちは、磁石が反発するように互いに離れていきます。

神理を知ることによって神の子としての本来の生き方が紐解かれる

本当に大切なものは肉体ではなく魂

人間は物質的な肉体がすべてなのではなく、永遠の命を与えられている魂という霊的な存在であり、肉体というのは乗り物のようなものなのです。

寿命をもってその肉体の役目が終われば、私たちはそれを乗り捨ててあの世へ帰っていきます。

そのようなことを知ったとき、自分の肉体は感謝をもって使わせてもらうべきものではありますけれども、それにしがみついたり、執着したりすべきものではないということに気づくのではないでしょうか。

本当に大切なものは魂であり、肉体がなくなったとしても私たちの存在は消えてなくならないし、いっときの有限の命で死んだらすべてが終わりだと思い込んでいる人もいるかもしれませんけれども、人はそのような刹那的な存在ではないのです。

人間の命の時間というのは永遠に与えられているのです。

それぞれの魂がそれぞれの課題を持って地上に生まれ変わってくる

家族や友人たちとの死による別れは本当に辛いものがありますよね。

しかしながら、その人たちは一足先にあの世に帰っただけであり、自分もあの世に帰ればまた会えることを思えば、必要以上に悲しみ、苦しむ必要もないのだということに思い至るのではないでしょうか。

また次の人生で、来世以降において、地上に生まれてくるときにまた家族としての縁を結んでくることもできますし、永遠の別れというものはありません。

家族であっても友人たちであっても、それぞれの魂にはそれぞれの魂の歴史があります

そして、取り組む課題も修行の内容もみんなそれぞれ違っているのです。

そのような視点を持てば、それぞれの人生や学びも尊重することができるようになりますし、この世に生まれてきている一人ひとりに対しても温かい眼差しでもって、今という時をともに生きている仲間のようにも感じられてくるのではないでしょうか。

私たちは一つの地球に生きている家族であり、同じ神の子

それぞれが長い長い転生輪廻を繰り返す中で、同じ国や同じ地域だけにしか生まれていないということはなく、私たちは様々な国や地域に生まれ変わっています

それを知ったなら、国や人種、宗教の違いで争うことの不毛さにも気づくものです。

肉体的な見た目の違いや話す言葉、習慣、信仰の違いなどがあっても、過去世の中で自分自身もその国に生まれ、同じような学びをしていたときがあるかもしれません。

本来、国境なども不要なものなのであって、私たちは一つの地球に生きている同じ神の子であり、動物や植物たちも含めて、すべてが一つの家族なのです。

まだ世界には宗教の違いによって、信じる神の違いによって争っている人たちもいるかもしれませんけれども、宇宙の神は一つであり、すべてはその神から分かれた命であり、同じ神の子です。

それぞれの宗教における救世主や神と呼ばれる存在であっても、神のような立ち位置でもって人類を指導されてきた姿がありましたけれども、そのような救世主の方々も根源の神そのものではなく、それぞれの個性を通して神の教えを説かれてきた地球のリーダーたちであります。

私たちはその教えを学ばせていただきながら、これまで魂の学びを深めて、成長や進化を促されてきたのではないでしょうか。

▼「人間神の子としてのこれからの生き方」の音声配信はこちら

人間神の子としてのこれからの生き方 - ヒカリのトビラジオ | stand.fm
人はどう生きるべきなのか。誰もが人生の中でその問いに向き合うときがあるのではないでしょうか。宇宙時代に向けての人間神の子としてのこれからの生き方について語ります...