私たちは本来何者なのか

永遠の魂

人間が本来どのような存在なのかということは、私たちは学校でも習ってきませんでしたし、大人から教えてもらうこともないまま大きくなるのが一般的だと思います。

それは大人であっても分からないまま生きている人が多いからであって、大人であってもその答えを出せないまま生きている人が大半であり、そうであれば若い人たちにその答えを示すことも難しいわけです。

でも、私たちが本来何者であるのかということは小さい頃から教えられるべきことでありますし、それを知った上で人生を生きていくのと、全く何も知らないまま人生を生きていくのでは雲泥の差があり、人生の意味合いが大きく変わってくると思うのです。

私たちは本来が魂という霊的な存在であって、肉体をまとって生きていますけれども、それはこの世界を愛で満たすために、愛を表現して素晴らしい世界とするためにあの世から生まれてくるのであって、自分勝手に欲望に任せて生きるために生まれてくるのではありません。

魂そのものが私たちの姿であり、それがいっとき肉体に宿って、この世界で数十年という人生を送り、またあの世の世界に帰っていくというサイクルの中で、人の魂は消滅することがなく、死んだ人もあの世に帰って普通に生きているということ。

私たちは愛を表現するために神により創造されている魂であり、どのような愛を表現するかは完全に一人ひとりの自由意志に委ねられています。神は私たちに対して自由に愛を表現しなさいと言われていて、何も強制されることもありません。そして、一度生み出された魂は消滅することなく、永遠の命が与えられています。

愛を表現するというのは、いかに他の多くの人たちの幸せのために自分を役立てるかということです。その人にしか表現できない愛があり、それをこの肉体を持った今の人生の中でどのように展開していくか。

魂というのは愛のエネルギー体であり、自らの本来の姿に気づき、目覚めれば、愛を表現するためだけに自らの時間とエネルギーを使うようになっていくものです。

そのような生き方の姿を見て、「ああ、これこそ人間の本来の生きる姿かもしれない」と気づく人たちも出てくるのであり、気づいた人たちからそのような生き方をし始めれば、それに感化されて多くの人々が変わっていきます。

そして、これから時代も変わり、この地球自体も愛に満ちた星に変わっていきます。そのような変革の時代を今を生きている私たちは迎えているのです。