魂には過去世の智慧が蓄えられている
私たちの魂には今回の人生の前には過去世というものがあり、何千年、何万年、何億年と生き続けている永遠の存在です。
過去世において、地上に生まれたときに学び、蓄えた智慧を「パーニャパラミタ」と言いますけれども、一人ひとりの心の中にはそのような、ある意味では宝のようなものが眠っています。
パーニャパラミタは、潜在意識の中にあるものです。顕在意識と潜在意識の間にある想念帯の曇りが取り除かれてくると、それが出てくるようになります。
パーニャパラミタは守護霊からのインスピレーションで与えられる
私たちが普段生きているときには、パーニャパラミタは守護霊からのインスピレーションという形で与えられます。
守護霊はいつでもあなたのそばにいて、常にあなたを導けるように見守り、協力してくれています。
しかし、この世で生きている私たちの思いは四六時中、様々な方向に向いていて、いつも守護霊と同通できる状態にあるわけではありません。
自らの思いや行いが神の愛の方向に沿ったものであるか振り返る。そのような反省をして、間違っていたことは神に対して謙虚にお詫びをする。
そうすることで想念帯の曇りを取り除き、愛の実践をしていると、守護霊とも同通しやすくなり、インスピレーションを受けやすくなります。
過去世での学びは永遠に役立っていく
そして、そのような状態が進んでくると、守護霊と話ができるようになることもあります。それが霊道を開いている状態と言われるものです。
しかし、霊道が開いているからと言って、どんなことも可能になるわけではありません。
その人が過去世で蓄えたパーニャパラミタを使えるようになるのであって、その人が持っていないものはもちろん使うことができません。
過去世での学びというのは、そのとき限りのものではなくて、永遠に生き続けていく流れの中で、ずっと役立っていくものなのです。