兄弟や姉妹と分かり合えないという人へ
「兄弟や姉妹と分かり合えない」、「関係が悪くて悩んでいる」という人が多いようです。
自分は相手に歩み寄るつもりでいるのに、本人を前にするとなぜか反発してしまう。昔から口げんかが絶えない。
そのような人も多いのではないでしょうか。
元々、兄弟姉妹の縁というのはどのように決まると思いますか。
それにはいくつかのケースがあるのです。
兄弟姉妹は父親もしくは母親のどちらかと縁がある
まず最初に、親と子の関係を見たとき、その子どもは父親か、もしくは母親のどちらかと縁があることが多いです。つまり、父親との縁で生まれてくる子どもと、母親との縁で生まれてくる子どもがいるのです。
ですから、兄弟姉妹で見たときには、その中で父親に縁がある人と、母親に縁がある人がいるわけです。
そのような親子の縁というものがある中で、兄弟姉妹においては、過去世で兄弟姉妹であったり、仲の良い友人だったりするケースもあります。
また、過去世で夫婦や恋人だった人たちが兄弟姉妹として生まれてくることもあります。
過去世の敵同士がカルマの刈り取りのために兄弟姉妹として生まれる場合もある
そして、次のケースが今回の悩みに一番直結している可能性が高いと思うのですが、それは過去世で互いに敵同士だった場合です。
互いに傷つけあっていた人たちが、カルマの刈り取りで兄弟姉妹として生まれてくることがあるのです。
兄弟姉妹として生まれた場合、その関係性から逃げることはできません。その中で、過去世では反目していたかもしれませんが、その相手と一緒に生まれて、仲良く生きていくことができるかを自分たちに問うているわけです。
お互いに苦しめ合い、嫌い合っていた者同士が互いの近くで共に生き、今度こそ愛し合って、助け合って生きよう。困ったことがあれば支え合っていこう。そう誓って生まれてきているのです。
ですから、そのような場合、兄弟姉妹での争いや不幸というのは、お互いの課題であり、そのまま傷つけ合って今回の人生を終えるのであれば、その魂の課題はクリアされないまま、次の人生に持ち越されます。
カルマというのは過去世におけるその人の課題のことです。
その課題は、他の誰かが解決してくれることはなく、本人が解決しない限りいつまでも残ってしまうものです。
このようなカルマの刈り取りは兄弟姉妹だけではなく、夫婦においても同様です。過去世で傷つけ合った者同士が夫婦として結婚して、それぞれカルマを返すこともあります。
仲良く愛し合って生きるのが人間神の子の生きる道
もし、兄弟姉妹として関係が悪くて悩んでいるときは、全てがそうだとは言いませんが、過去世からの影響もあるのかもしれないということが言えます。
それを念頭において、だからこそ、今回は互いに協力し合い、相手の良いところを見つけながら仲良く生きていくということ。敵対していたらいつまで経っても関係は良くなりません。
仲良く愛し合って生きるのが私たち神の子の本当の生きる道です。
傷つけ合うために生まれてくる人など一人もいません。
それを信じて、互いに協力し合って生きていくことが大切だと思います。