レムリア文明は芸術、感性を中心にした文明
かつてインド洋にあったレムリア大陸に一つの文明が興りました。それがレムリア文明と呼ばれるものです。この文明のテーマは「芸術」であり、感性を通して神に近づくことが一つの理想として掲げられました。
レムリア文明を担当する九次元霊は、マヌとゼウスと呼ばれる方たちで、どちらも芸術を専門にしている九次元霊です。マヌは「マヌ法典」に名前が残っていますし、ゼウスはギリシャ時代に活躍した方です。
レムリアに降りた神の光と競い立てる者
レムリア文明の当時、まず最初にゼウスが生まれることになりましたが、そのときの名前はエレマリアと呼ばれています。地上に生まれると、あらゆる芸術の分野で天才的な才能を発揮し、人々に芸術を通して生きる喜びと神の栄光を伝えました。エレマリアというのは、「エル・レムリア」から来ていて、これは「レムリアに降りた神の光」という意味だと言われています。
ゼウスがこの世での人生を終えてから約1万5千年の時を経て、今度はマヌが生まれることになりました。当時のマヌは、マルガリットと呼ばれ、その意味は「競い立てる者」だと言われています。
芸術に競争原理を持ち込み、祭政一致を実現させた
マヌは芸術に競争原理を持ち込んだ人でした。芸術を音楽、絵画、文学、建築、彫刻の五つに分けて、三年ごとに競技会を行いました。そこで、それぞれ最高度に到達した部族が三年間政治を任せられることになったのです。
どの作品がどれだけ神に近いものなのかを判定するのは簡単なことではありません。そこで、王となったマヌは天上界からの神託によって決めることとし、当時は王家に生まれた女性が代々巫女を務めていたこともあり、巫女が受けた神託により作品の優劣を決めました。そのようにして芸術に競争原理を持ち込み、祭政一致を行ったのでした。
レムリア文明は地球上で最も高度な文明を築いた時代
このレムリア文明の時代は、芸術を通して人間神の子たちが自らの神性をきらめかせ、神に近づいていくことに成功した時代でした。
この時代には宇宙船に乗った宇宙人たちが地球にやって来て、地球人とコンタクトを取っていたとも言われています。宇宙人たちには、このときが地球上で最も高度な文明を築いた時代だと認識されているのです。ピラミッドのパワーを本格的に活用し始めたのもこの時代でした。
二人の九次元霊の時代の後、地上で生きている人々はムー大陸を植民地として、そこの人々を奴隷としてしまいました。それから、生活に関わることはその奴隷の人たちにやらせて、自分たちは芸術に打ち興じるようになりました。
人々の思いは徐々に曇り始めることになり、あるときレムリア大陸は一昼夜で海中に没して、文明の幕は閉じられることになったのでした。
レムリア文明については、『プロジェクトエデン』(アマーリエ著)に詳しく書かれていますので、是非読んでみてください。