死後の世界が怖いと悩んでいる人へ
「死んだらどうなるんだろう?」
「本当に死後の世界があるのかな」
そんなふうに死後の世界が実際にあるのか不安に感じている人も多いです。
その怖れや不安は、死後の世界がどんなものなのかよく分からないということに起因していることがほとんどではないでしょうか。
しかし、死後の世界について正しく知ることによって、そのような怖れや不安というのはなくなるものなのです。
死とは怖いことや苦しいこと、痛いことではない
人間にとって死ぬことは怖いことや苦しいこと、痛いことでは決してありません。
死というのは肉体から魂が抜けることであります。
そして、あの世に帰っていく。
端的に言ってしまえばこれだけであります。
死というのは何十年か肉体に宿っていた魂である意識というものが肉体を離れること。
それ以上でもそれ以下でもないのです。
そして、自分という魂の存在は消えてなくなるようなことはありません。
自らの意識は死んだ後も途切れるようなことはないのです。
証明できるものだけがすべてであるというのは間違った思い込み
中には、死後の世界の存在は証明されていないから信じられないという人もいるかもしれません。
そういう人に問いかけてみたいのは、逆に「この世の世界は証明されているのでしょうか」ということです。
この世があるのは当然すぎて、証明する必要はないでしょうと言われるかもしれません。
実際、私たちもそこで生きているので、この世があるのなんて当たり前に感じているものです。
しかしながら、もしこの世があることを証明しようと思ったら、実際どうすればよいのか分からず途方に暮れてしまうという人が多いのではないでしょうか。
果たして、現に生きているのだからそれが証明だと言えるのか。
目に見えているのだからそれが証明になるのか。
では、目に見えていない空気や風といったものは存在しないと言えるのか。
そんなふうに考えていくと、だんだんあやふやになってしまうものなのです。
つまり、証明とはそのようなものであり、完璧なものではないということです。
証明できるものだけがすべてであるというのは間違った思い込みであります。
死後の世界はないと言うのはアメリカはないと言うのと同じ
たとえば、どこでもよいのですけれども、アメリカという国があることをどのように証明しますか。
アメリカに行ったことがある人はそこそこいると思いますが、その人たちからしたら、アメリカはあるよねという話で終わりかもしれません。
一方、アメリカに行ったことがない人たちはどうでしょうか。
テレビで見たことがある人は確かにアメリカはあると思うかもしれません。
また、アメリカに行ったことがある人の話を聞いて、アメリカの存在を信じる人もいるかもしれません。
そして、学校で習ったから、アメリカはあると思っている人もいるかもしれません。
もし、そのような経験や情報が全くなければ、アメリカなんていう国は存在していないと言う人がいてもおかしくありません。
死後の世界がないと思い込んでいる人は、そのような人と同じなのです。
実際にはそこにあるのに、自分は見たことがないし、聞いたこともないから存在していないと思い込んでいるに過ぎないのです。
死後の世界のことを正しく知って、正しく生きる
最近は臨死体験の話や前世の記憶を持っている子どもの話など、そのような事例もたくさん出てきていますので、死後の世界は確かにあるのかもしれないと気づく人も増えてきています。
実際、すでにあの世に帰った人からすれば、死後の世界の存在は当たり前のことであり、そこで生きながら生活をしているわけです。
その人たちからしてみたら地上の世界があったことの方があやふやになってきて、遠い記憶になっていくのです。
なぜなら、死後の世界で生きている時間のほうが圧倒的に長くなってくるからです。
一般的には多くの人が次にこの世に生まれてくるまでに数百年はあの世で暮らしているのです。
死後の世界というのは何か宗教的な怪しいものでもなんでもなくて、この世が存在しているように当たり前に存在している世界なのです。
死ねば誰もがそこに移動していくものであり、怖いものでもなんでもありません。
死後の世界のことを正しく知れば、恐怖を感じるようなことは何もないのです。
正しく知って、正しく生きる。
それが一番大切なことではないでしょうか。