「次元」とは何か 1

この世とあの世

次元とは各世界を成り立たせている要素

宇宙は多次元世界で成り立っていると言われますが、「次元」とはそもそも何でしょうか。

次元とは、その世界を成り立たせている要素であります。

一次元というのは、「点」です。点が連なって線となります。線の長さが基準となっている世界です。

では、二次元とは何でしょう? それは簡単に言えば、「縦」と「横」です。

縦と横で作られるのは面積ですよね。一つの面というものを表しているのが二次元であります。

三次元は私たちが生きている世界

三次元というのは、私たちが今生きている世界のことです。それは縦と横に「高さ」が加わった世界です。

体積を求めるときに、縦、横、高さを基準にして計算されますが、言ってみれば空間ですね。そこには空間が生まれてくる。

四次元には「時間」が加わってくる

四次元になってくると、三次元の縦、横、高さに「時間」が要素として加わってくるのです。

三次元の世界では、別の時代に生きている人とは接点を持つことはできません。ところが、四次元の世界になってくると、異なる時代に生きている人同士が交流できる。顔を合わせて、おしゃべりすることができる。

たとえば、江戸時代に生きていた人と平安時代に生きていた人が同じ世界に同時に存在しているということです。

その二人はコミュニケーションが取れるし、挨拶もできるし、手を握ることもできる。

三次元の感覚だと、目の前にいる相手は2020年の7月4日にいる、同じ時間を共有している人なのですが、四次元の世界ではそうとは限らないのです。

自分の腕時計と相手の腕時計の指している時間が異なっている世界であります。

五次元以降については、次回に続きます。