魂は何層にも多重構造になっている

永遠の魂

魂は何層にも多重構造になっている

魂というものは、どのような構造になっているのでしょうか。

私たちの肉体の中には魂が宿っていますが、実は魂というのは何枚も洋服をまとっているようなものです。

魂にとっては肉体自体も洋服のようなものですが、それは肉体だけではなくて魂自体も霊的には何層にもなっています。

別の言い方をすれば、魂の構造が何重にもなっているということです。

それらは幽体や霊体、光子体と言われたり、また神智学などではエーテル体やアストラル体、メンタル体と呼ばれることもあります。

いずれにしても、魂というのは何重にも層になっており、単純に「肉体」と「魂」というふうに二分されるものでもなくて、魂は魂で霊的な肉体を何層にもまとっているのです。

魂は各次元に適した肉体をまとっている

この世は物質の世界で三次元と言われますが、あの世は四次元から九次元に分かれています。

この世で生活するためには何が必要でしょうか。

それは三次元の物質の肉体ですよね。

肉体がなければ、私たちはこの世で生活することはできません。

三次元世界を生きるために物質的な肉体が必要とされるように、あの世においても各次元で生活するための霊的な肉体というものがあるのです。

霊的な肉体を脱いでいくことで魂は軽やかになっていく

魂はそれぞれの次元で生活するために、その次元に適した洋服を各次元でまとっているようなものです。

例えば、四次元の世界は「幽界」と言われますが、そこでは人々は「幽体」というものをまとって生活しているわけです。

そして、四次元から五次元に上がっていくためには、その幽体を脱ぎ捨てなければなりません。

私たちがあの世に帰るときに三次元の物質的な肉体を脱ぎ捨てていくのと同じです。

五次元の世界は「霊界」と言われますけれども、幽体を脱ぐと今度はその下に隠れていた「霊体」というものが現れてきます。

五次元の世界では霊体をまとって人々は暮らしているのです。

そのようにして霊的な肉体というものをどんどん脱いでいくことで、魂はどんどん精妙になって軽やかになっていくのです。

六次元においては「光子体」、七次元では「光神体」、八次元では「神体」と言われる霊的な肉体があります。

そして、九次元になるともうそのような霊的な肉体というものはなく、愛のエネルギーそのものとしての存在になっていきます。

このようにどんな魂であってもその内側にはいくつもの霊的な肉体が何層にもなって隠れており、一枚一枚それらを脱いでいけば、愛のエネルギー体である魂そのものがむき出しになって純化されていくのです。

各次元を構成する粒子により霊的な肉体は作られる

各次元における霊的な肉体はどのように作られているのでしょうか。

それは各次元を構成している粒子というものがあり、それを使って作られています。

例えば、六次元の世界でまとっている霊的肉体である光子体は、六次元の世界を作っている粒子によって作られています。

魂がそれをまとうことによって六次元で生活することが可能になっているのです。

つまり、その次元に存在するための霊的な肉体をまとっているということです。

それぞれの人が霊的な肉体を多重構造のように持っている

私たちは人によってあの世のどの次元の世界で暮らしているかは異なっています。

それは上の世界にいるから偉いということではなくて、担っている役割と責任の違いに過ぎません。

そのように人によって出自が異なるのは事実としてあるわけですけれども、それはつまり、魂が何重に霊的な肉体をまとっているかも人によって異なっているということでもあります。

あの世で所属している次元の世界よりも下位の次元の霊的な肉体を重ねるようにして持っているのがこの世で生きている私たちの姿です。

一人ひとりがそのような霊的な肉体を多重構造のように持っているのです。

睡眠中に各霊界に行って学んでいる

人間は睡眠を取っているときにあの世に帰ってエネルギーを充電しているわけですけれども、そのときは自分の所属している世界に帰っています。

例えば、元々あの世で六次元の世界に住んでいる人であれば、寝ているときにはそこに帰っていきます。

しかし、睡眠中に六次元の世界にしか行っていないかというと、そんなことはなくて、それより下の四次元や五次元の世界にも行っているのです。

なぜそれができるのかと言えば、三次元の肉体の中に宿っている魂が四次元の幽体や五次元の霊体を持っているからです。

眠っているときにそれらの各世界を移動して、そこで学んでまた三次元の肉体に戻ってきているということがあるのです。

つまり、眠っている間に各霊界を行き来しているということ。

それによって修行し、学んでいることも多いのです。

波長同通の法則もあり、あの世では自分が所属している世界から出て学ぶことはなかなかありませんが、この三次元に生まれてくることで、あの世ではなかなか行くことのない世界に睡眠中に行って学んでいるという意味もあるのです。

魂は愛を表現するために存在している

このように魂というものは各次元においての表現形態として、様々な洋服を着て存在しています。

それはどのような表現形態であったとしても、すべてが愛の表現としての現れです。

魂とは愛のエネルギー体であり、愛を表現するために様々な現れ方をしているものなのです。