人の言葉に傷ついたという人へ【心に刺さったトゲを抜く】

人生の悩み

人の言葉に傷ついたという人へ【心に刺さったトゲを抜く】

あるとき、誰かに言われた言葉に傷ついて、それがいつまでも残っているということはありませんか。

その言葉がトゲのように心に刺さっていて、どうしても気になって前に進めない。ポジティブに考えることができない。そういう悩みがあるのではないでしょうか。

そのトゲが抜けない限り、なかなか苦しく、いつも不幸な感じが拭えなかったりします。時間が経てば、自然と抜けることもありますが、意外に自分では忘れている記憶の中で、トゲが刺さっているということもあるものです。

過去のことを振り返る

トゲを抜くには、これまでの自分を振り返ってみることが必要です。

「反省」とも言われますけれども、たとえば、年代を区切って、小学校時代、中学校時代、高校時代、その後、二十歳から二十五歳までなどのように時期を分けて、関わりのあった人とその人にどんなことを言われたのかを思い出してみます。これはノートなどに書き出してみると良いです。

トゲになっている言葉がすでに分かっているのであれば、なぜその相手はそのようなことを言ったのかを改めて考えてみる。相手との関係性の中で、そのような言葉を投げかけられて自分はどう感じ、どう思ったのか。それを客観的にしっかり見つめてみる。

すると、意外にそのように言われた原因が見えてくるのです。原因が分かるということがトゲを抜くことにつながります。それが分かれば、自分の思いや行いを修正していけばよいのです。ここで注意すべきは相手を変えようとするのではありません。自分の中を変えていくのです。

場合によっては、思い出すだけで辛さがこみ上げて来ることもあるかもしれませんので、そのときは無理をする必要はありません。ポイントは客観的に、冷静になって、まるで第三者になったような感じでそのときのことを見つめることです。

反省が済んだ後はきれいサッパリと忘れていく

そして、しっかりと振り返って原因が分かったのならば、もうあとは水に流していくことです。反省が済んだのならば、いつまでもクヨクヨそのことを考えていてはいけません。サッパリと忘れていく。自分の中でケジメをつける。吹っ切っていく。そのようにして、自分の中で解決をしていくことです。

トゲが刺さっているうちはそのことを思い出すだけで辛い思いがすると思いますが、トゲが抜けた後は当時のことを思い出しても何も苦しみや悲しみは感じないはずです。

思い出すと辛くなるから嫌だと言ってフタをしておくと、言ってみれば、その傷口がどんどん化膿していくようなものです。

ジュクジュクしていて、いつまで経っても苦しみが消えない。そうではなくて、しっかりとそのときのことを見つめ、反省して、トゲを抜いていく。そして、一度トゲを抜いたら、キレイさっぱり忘れていく。今日から新たな人生を生きる。それがとても大事だと思います。

心に刺さったトゲは早めに抜いて、新しい自分に生まれ変わる

そのように生きれば、人の言葉で傷つき立ち直れないということはなくなるはずです。

心にトゲが刺さったままだとどんどん弱っていってしまいますから、トゲが刺さったら早めに抜いていくことです。そして、その瞬間から新しい自分になって生まれ変わる。

人の言葉に傷ついて苦しみが続いているという人はぜひ実践してみてください。