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人の悪意は受け取らないで受け流す
人から悪意のある言葉や行動を投げかけられたとき、あなたならどうしますか。
「ふざけるな」と相手を非難し返す人もいるかもしれません。
「やられたらやり返す」で、相手を攻撃するという人もいるかもしれません。
一番いいのは、差し出された毒は食べないことです。
「それは要りませんので、あなたにお返しします」ということで、受け取らないことです。気にしないで放っておくことです。
受け取らなかった毒というのは、必ず相手に返っていきます。
逆に、受け取ってしまえば、その毒を食べたのは自分の責任です。自分で受け取ったのですから、自分で責任を取って、苦しまなければなりません。
毒を食べたら苦しいです。しかし、毒を食べて苦しんでも、食べたのは自分なので、それは誰のせいでもありません。毒を差し出した相手も悪いけれども、その毒を食べた自分も同じように悪いのです。
であるならば、それが毒であると分かったのならば、受け取らないことです。
受け取らずに流していくのです。気に留めない。そこに思いを向け続けないで流していく。
冷たいように思うかもしれませんけど、相手がやったことに対する責任を自分が負う必要はないのです。
いずれ相手が苦しむことになるので、それは気の毒ではありますけれども、仕方がないのです。
その苦しみの中から、自分のしたことが自分に返ってくるということを学ぶ機会が与えられているんだと捉えられれば、結局は相手にとってもプラスになります。
さわやかな心を持つようにして、否定的な感情を流し去っていくこと。それを心がけていれば、苦しむことなど何もありません。