アトランティス文明とは|科学と信仰の両立を目指して

地球

幻のアトランティス大陸

アトランティス大陸」について聞いたことはありますか。

それは古代ギリシャの哲学者であるプラトンの著書にも記述がある大陸です。

今では幻の大陸のように言われることもありますが、大西洋の海の底に沈む前は確かに実際に存在していた大陸であります。

アトランティス大陸は大西洋のバミューダ海域に存在し、今からおよそ七万五千年前に巨大な海底火山の爆発をきっかけにできたものです。

そして、およそ一万年前に海中に没しました。

そのアトランティス大陸で興った文明が「アトランティス文明」であり、現文明の直前にあたる文明です。

次の水瓶座の時代を見据えて立ち上げられた文明

この宇宙では惑星の霊的進化に適した時期というものがあり、それは「水瓶座(アクエリアス)の時代」と言われます。

まさにその水瓶座の時代が今の西暦二千年を過ぎた時期から始まっています

そのタイミングで、地球が惑星として次の段階にシフトアップしていけることを見据えてアトランティス文明は立ち上げられました

地球が次の段階に進化するというのは、宇宙に開かれた星になり、宇宙人たちと交流できる愛の認識の段階になるということです。

そのためには科学技術の発達も必要になります。

アトランティス文明のテーマ

一言で言うならば、アトランティス文明は「科学」を前面に押し出した文明でした。

それぞれの文明において、何人かの九次元霊がチームを組んで指導にあたるのですが、このアトランティス文明の責任者はマイトレーヤーと呼ばれる方です。

ただし、仏教で弥勒菩薩のことをマイトレーヤーとも言いますが、そのマイトレーヤーではありません。

オリオン座の方面の星から地球にやって来た九次元霊が三人いて、マイトレーヤーはその一人であります。

ちなみに、他の二人はマヌカイトロンであり、マヌは芸術、カイトロンは科学を司る九次元霊です。

クートフーミーによる科学の方向づけ

まず、今から約一万六千年前にクートフーミーがアトランティス大陸に生まれました。

このクートフーミーというのは、先ほど名前を挙げたカイトロンが地上に生まれたときの名前であり、後のギリシャにアルキメデス、そしてニュートンとしても生まれています。

クートフーミーは植物の形態変化に注目し、植物の生命エネルギーからパワーを取り出して、電力に変換することに成功しました

一つの種から芽が出て、葉がついて、花が咲くということから、生命はエネルギーそのものであり、その形状が変化するときに大きなエネルギーの変換が起こっているという生命エネルギーの本質に気づいたのです。

それ以降、アトランティスの人々は窓辺に植物の球根を置いて、その発芽のエネルギーから一家の電力をまかなっていたのです。

アトランティス文明では科学が大きなテーマでしたので、文明の前期において科学の方向性を打ち出し、生命エネルギーの変換によるエネルギーの活用が文明の原動力となったのでした。

聖クザーヌスの理神論

その後、聖クザーヌスが誕生しました。

聖クザーヌスはマイトレーヤーが地上に生まれたときの名前であり、王家に生まれて法を説いたのでした。

聖クザーヌスの教えは「理神論」と呼ばれています。

それは、理性的、科学的なものは神の心にかない、科学と神の愛のどちらも追求することが神の望みであり、科学と信仰の両方のバランスを取ることで進化、成長できるという教えであります。

この時期には、ムー文明の末裔がアトランティス大陸にピラミッドパワーをもたらし、それにより太陽光のエネルギーを増幅するような活用も進んでいたのでした。

聖クザーヌスは神とは愛のエネルギーであり、愛の大切さをその教えの中で伝えました。

しかしながら、その後の文明の流れの中で、人々は科学的な発展にばかり目を奪われて、この愛の部分が抜け落ちていくようになりました

アトランティスの潜水艦や飛行船

アトランティスという言葉は「輝ける黄金のシャチ」という意味です。

シャチは魚のシャチですが、実はこのシャチがアトランティスのシンボルでもありました。

当時の潜水艦はシャチの姿に似せて作られており、その背中に当たる部分にはいくつかのピラミッドが背びれのようについていました。

そのピラミッドで太陽光のエネルギーを吸収し、動力として活用して潜水していたのです。

それは潜水艦だけではなくて、飛行船も同様でした。

当時の飛行船はクジラのような形をしていたと言われますが、その背中の部分にはやはりピラミッドがついており、太陽光のエネルギーを変換してプロペラを回して飛んでいました。

全知全能のトス

そのような科学万能の流れに傾く中で、愛の教えをしっかりと根付かせるためにも軌道修正が必要でした。

そこで、トスが生まれることになりました。

トスというのは、現文明ではブッダと呼ばれている方ですが、カイトロンやマイトレーヤーと同じく九次元霊です。

トスは「全知全能のトス」と呼ばれて、それまでのアトランティス文明における知識を整理して、科学的発展ばかりに目が向いている流れの軌道修正を試みました。

しかし、残念ながら愛の復興までには至りませんでした。

その一方で、文明の中期では科学はどんどん進んでいき、反重力の力の利用クリスタルが持つエネルギー増幅作用の探究もされていました。

当時の人々は小さなクリスタルをつないだブレスレットをすることで、空を飛ぶことさえできたのでした。

アガシャー大王が説かれた愛の教え

文明の後期になってくると、中には「愛」という言葉にアレルギー反応を引き起こし、愛を受け付けなくなる人々さえ出てくるようになりました。

元々、文明の最後には九次元霊のアモールがアトランティスの人々を愛でまとめ上げる計画でした。

アモールは現文明ではイエス・キリストと呼ばれている方です。

愛を受け付けない人々が多くなっていた地上の状況の中で、アモールはアモンとして地上の王家に生まれました。

そして、アモンは神は愛そのものであり、人間は神の子であるという愛の教えを十万人以上の人々を収容できるような大きな広場で説きました。

人間が神の子であることはすべての人の心の中に愛があることにより証明され、神を愛し、神の分身である隣人を愛し、そして神のしもべである自分を愛することを説きました。

人々からはアガシャー大王と呼ばれるようになり、王妃とともに大きな尊敬を受けるようになったのです。

アガシャーとは「叡智を秘蔵せるもの」という意味です。

ちなみに、このときのアガシャー大王の王妃が現文明では聖母マリアと呼ばれている方です。

アトランティスの評議会

当時のアトランティスでは神官たちが力を持っていました。

神官たちは科学者であり、かつ霊的な能力にも優れている人たちで、霊的な認識力も高度なものがありました。

その神官たちで構成されている評議会があり、その評議会が大きな権力を握っているのでした。

だんだんとアガシャー大王の人気が大きくなるにつれて、評議会は脅威を感じるようになり、評議会の議長が大王を抹殺しようと画策するようになったのです。

評議会の議長は魔界のルシファーに魂を売り渡してしまい、地上は魔の勢力によって席巻されている状況でした。

そして、アガシャー大王とその周りの人たちは、人々に異端の教えを広めようとする者として迫害されて、最後には広場で生き埋めにされてしまいました。

アモン二世とアデレード姫

アガシャー大王には息子のアモン二世と娘のアデレード姫がいました。

アモン二世はアガシャー大王の後を継ぐために生まれましたが、万が一の際には次の文明への橋渡しをする役割も担っていました。

仲間たちが全滅する前に、アモン二世とその周りの人たちは飛行船でアトランティス大陸からエジプトに逃れることができました。

そこでアモン二世はアモン・ラーとして太陽信仰を説く王となりました。

このアモン・ラーこそ、今の私たちがよくその名前を知るところの大天使ミカエルの転生の一つであります。

また、アデレードは巫女能力を発揮して天上界の意向を伝えていましたが、アガシャー大王の一派として牢獄に捕えられていました。

そして、仲間たちの協力もあり、アデレード姫の救出には成功しました。

しかしながら、アトランティスの復興までにはもう時間が残されていませんでした。

巨大クリスタルの爆発

アトランティス文明の最後は、軍事目的での巨大なクリスタルの使用による動きの中で、事故によって爆発を起こしたことがきっかけとなりました。

それによりアトランティス大陸は海に沈むこととなりました。

バミューダトライアングル」と言われる領域がありますが、そこで船や飛行機が消えてしまうのは、海中に沈んでいるアトランティスのクリスタルが影響しているのです。

アトランティス文明については、『プロジェクトエデン』(アマーリエ著)に詳しく書かれていますので、是非読んでみてください。