なぜ神は様々な段階の意識体や魂を生み出したのか

永遠の魂

魂に進化が求められる理由とは

私たち一人ひとりは完璧な存在ではありません。そして、その進化の度合いというものも異なっています。

しかし、どの魂にとっても共通しているのは、進化、成長をしていく存在であるということです。

なぜ魂には進化というものが求められるのでしょうか。

神が完全な存在であり、その神に生み出されたものであるならば、すべてがすでに最高度に進化しているものであってもよいのではないか。

ところが、実際にはそうではなく、神は様々な段階の意識体や魂をつくられています。

それぞれの意識体や魂によって、ある意味、生み出された時点で段階に違いがあるわけです。

なぜ神はそのようにされているのでしょうか。

神の子の進化が神の喜びとなっている

それは、それぞれの神の子たちが進化していくことにより、神にとっても喜びが生まれるものだからです。

子どもがいる親であれば、その子を育てる中で、子どもの成長が喜びとなります。

それは神にとっても同じであり、自分の子どもたちが成長することによって、神にとっても幸せが感じられる。

神は親のようにすべての神の子たちの進化を願っています。自分に向かってどんどん進化、向上してくる姿を見て、喜ばれているのです。そして、優しく子どもたちを見守っているのです。

神の子自身の喜びにもなる

そして、喜びを感じるのは神だけではありません。成長することにより、神の子自身も大きな喜びや幸せを感じます。

それまでできなかったことができるようになること。それまで分からなかったことが理解できるようになること。それはまさに喜びであります。

魂の進化というものには、そのように神や神の子自身の幸せが伴うものであり、神はそれをよしとされているのだと思うのです。

互いに助け合うことも学べる

また、進化の度合いが違うからこそ、お互いに助け合うこともできるのです。

たとえば、小学生であれば、高学年の子どもたちが下の学年の子どもたちのお世話をしたり、分からないことを教えてあげたりしますよね。

そのようにして、先に進んでいる人が、後ろにいる人の成長を手助けする機会が出てくるわけです。すると、そこにまた喜びが生まれる。

お互いに助け合うことは愛そのものです。

進度の異なる神の子たちが存在し、助け合うことでそこに愛というものが循環していくのです。