人間は肉体がすべてではない
私たちは生きていると、肉体がすべてだと思いがちかもしれません。
手で物に触ったり、目で何かを見たり、耳で音や声を聞いたりして、それらの存在感は肉体を通して感じられるものです。
ですから、肉体が自分の中心であるように感じられることもあると思います。
そうなると、肉体がなくなることが怖いと思う人も出てくるでしょうし、肉体以外のものは信じられないという人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、人間は肉体だけがすべてではありません。肉体がなくなっても、死ぬことのない魂というものがあるのです。
魂は永遠に生き続ける
魂というものは、永遠に生き続けるものです。
肉体は寿命を終えれば焼かれて土に返っていくものですが、魂は永遠であり、それは死ぬことのない意識です。
ですから、本当は死ぬことは少しも怖いことではないのです。この地上だけがすべてなのではなく、死んでも終わりなのではなく、あの世という目には見えない世界に帰っていくだけなのであります。
その先には、また来世と言われるものがあり、各時代やそれぞれの環境の中で、また新たに生まれ変わり、転生輪廻を繰り返しているのが私たち人間という存在なのです。
その生まれ変わりの中で、様々な経験をして、多くの学びを得ながら生きている。そこでたくさんの過ちを犯すこともありますけれども、だからこそ人間であるということです。
神は決してその間違いを責めたりすることはありません。その人の欠点も含めて、神は人間を愛されております。神の愛というのは、それほどまでに大きなものであり、その愛によって生かされているのが私たち神の子なのです。
魂を認識することで多くの人生観が変わる
肉体や物質だけがすべてなのではありません。魂という霊的なものが確かにあり、それこそが本当の意味で大事なものなのです。
そのようなことがしっかり認識できることで、多くの人生観が変わっていくはずです。
死にたくないと言って肉体に長くしがみつく必要がないことも分かってきますし、多くの人が感じているような死に対する恐怖もなくなっていきます。
魂こそが本来の自分自身
今回は、永遠の命を持った魂についてお話いたしました。
繰り返しになりますが、人間は肉体がすべてではありません。
魂こそが本来の自分自身であり、永遠に生き続けていくものなのです。