あなたが心の中で恐れていることはありますか。
もし恐れているものがあるならば、それを静かにじっと客観的に見つめてみてください。
なぜそれがあなたに恐怖や不安を感じさせるかを改めて考えてみるといかがでしょうか。
「実はそれほど怖いことでも不安を覚えることでもないかもしれない」と思えることも多いのではないでしょうか。
たとえその恐怖や不安が現実のものとなり、それによってすべてを手放し、失い、何も持たない裸の自分になったとしても、それでも私たちはやっていけます。
なぜなら、私たちは何も持たずにこの世に生まれてきたからです。
そうであるならば、たとえ一度何もかもを失ったとしても「また生まれ直したのだ」と思い、そこから新たに歩き始めることができます。
私たちはいつでもゼロから再び立ち上がることができます。
神の世界において恐怖や不安というものはありません。
そこにあるのは絶対的な希望であり、大いなる調和であり、無限なる愛です。
恐怖や不安を煽るのは地獄的な所業であり、私たちはそのようなものに心を乱される必要は全くありません。
一番の恐怖と言えば、命を失うことだと思っている人もいるかもしれませんが、肉体の命を奪われることを恐れたり、不安がる必要もありません。
そうなれば、ただあの世の世界に帰っていけばいいだけのことだからです。
私たちが自らの魂の命まで失うことは決してなく、魂には永遠の命が与えられています。
また、「心配事の9割は起こらない」とも言われますよね。
つまり、大半のことはそもそも心配する必要がないのです。
もし、恐怖や不安、心配事にばかり焦点を合わせて、そのことばかり思い続けているとどうなると思いますか。
それらが実際に現実化されます。
なぜなら、私たちには創造力が与えられているからです。
それは良い意味でも悪い意味でも、思いを具現化させていく力です。
それは神の創造力と同じ力であり、神より私たち一人ひとりの神の子に与えられている力でもあります。
恐怖や不安に満ちた世界を創り出していくのか。
それとも愛や希望、調和に満ちた世界を創り出していくのか。
あなたはどちらを望みますか。
おそらくこれを読んでいるほぼ全員が後者を望んでいるのではないでしょうか。
創っていきましょう。
そのような世界をみんなで。
一人ひとりの思いの力は小さくても、それが合わさっていけばとても大きな力になり、確かにそのような世界が創造されていきます。