その人の思いによりあの世の帰る場所が異なる
人が死ぬと、肉体から抜け出て、魂そのものになります。
霊界は思いがすべての世界なので、あの世に帰ると、その人の思いによって帰るところが異なっているのです。
それはたとえば、ドレッシングを思い浮かべていただければ、油や液体がいくつかの層に分かれていますよね。それと同じように、あの世は各層に分かれております。
下から地獄界から精霊界、善人界、神界、菩薩界、如来界、救世主界とそれぞれ分かれています。
上に行けば行くほど無私なる愛の思いに純化されてくる
上のほうに行けば行くほど、どんどん自分の欲というものがなくなってきます。
他の人の幸せのためにだけ生きようという、無私の愛の思いにどんどん純化されてくるのです。
そうすると、軽くなっていきます。つかんでいるものがなくなって、魂の波動が精妙になり、どんどん上に上がっていきます。
つかむものが多いほど魂は重くなり、沈んでいく
逆に、つかめばつかむほど、下に沈んでいくのです。ドレッシングも、固形物などは下に沈んでいますよね。
あれと同じであり、魂が重くなればなるほど下に沈んでいく。
そして、最も下に沈んでいるのが地獄界であります。死んで肉体がなくなったにもかかわらず、お金や土地、この世に残っているものへの不平や不満などをたくさん抱えている。
そうなると、魂が重くなって下に沈みます。ですから、そういった執着を外していくことです。魂を軽くして生きるということです。そうすれば、結果的に地獄ではなく天国に行くことになります。
このように、霊界というのは、その人の心の思いによって世界が分かれているものなのです。