宇宙の膨張はいつまで続くのか〜その姿と意味するもの〜

大宇宙

加速膨張する大宇宙

この大宇宙は今も膨張を続けて大きくなっていると言われています。宇宙空間が大きく広がり続ける中で、しかもその膨張が加速しています。

物質同士は互いに引き合う性質、いわゆる万有引力が働いているので、宇宙空間の膨張するスピードも落ちていくと考えられていましたが、そうではなく、その膨張するスピードが加速しているのです。

それはどのような意味を持っているのでしょうか。

「風の谷のナウシカ」の巨神兵のような姿

その前に、そもそもこの宇宙空間とは何なのでしょう?

中には「宇宙の果てはどうなっているんだろう?」という疑問を持つ人も多くいるかもしれません。

あまりにも巨大すぎるため、大宇宙がどんな姿をしているのかは普通は分かりません。

しかしながら、自らの意識を宇宙全体にまで広げたり、大宇宙に溶け込ませることができる人々からすると、この大宇宙全体は私たち人間の身体にそっくりな形に見えるようです。

それは「風の谷のナウシカ」に出てくる巨神兵のような姿とも言えます。つまり、大宇宙というのは巨大な人間のような姿をしているということです。

私たちの身体には頭があり、胴体があり、腕が二本あり、足が二本ありますけれども、その人間の身体の形に大宇宙は似ているのです。

大宇宙の神の姿に似せてデザインされた人間の身体

どうして大宇宙は人間の身体と同じような形をしているのでしょうか?

それはこの大宇宙をつくられた神が、自らの姿に似せて私たち人間の身体をつくられたからです。

実は、この広大な大宇宙というのは神のお身体そのものであり、神はご自身の姿をもって神の子である私たちの身体をデザインされています。

私たちの身体の中には様々な器官や内臓などがあり、それぞれの臓器が役割を果たしながら一つの大きな有機体を成していますよね。

それらはすべて、大宇宙の姿が人間の身体に落とし込まれてつくられているものなのです。

たとえば、人間の身体の中でも心臓や眼、手足などがありますけれども、大宇宙の中でも心臓の役割や目の役割、手や足の役割を果たしている銀河などがあるのです。

私たち人間にとっては、あまりにも巨大すぎて宇宙の全貌を把握するのは決して簡単ではありませんが、実は自分の身体を眺めてみれば、そこに大宇宙の姿というものがすべて込められているのです。

大宇宙は神の身体そのもの

大宇宙は神のお身体そのものです。

その身体の中で人間も生かされています。ですから、私たちというのは神のお身体の中で、それぞれが神の小さな小さな細胞のようなものです。

どんなに小さな細胞であれ、大宇宙にとって不必要なものは一つもなく、それらすべてが一体となってつながり、この大宇宙全体を形作っています。

大宇宙の加速膨張が意味するもの

大宇宙が今も加速膨張しているということに最初に触れましたが、それが意味しているのは、つまり、この大宇宙が成長期にある、若い宇宙だということです。

それは私たち人間の身体が子どもから大人になるにつれて大きくなっていくのと同じです。

成長期になって急に身長が伸びたり、肉体的にも変化をする時期がありますけれども、それと同じように、この大宇宙もまさに大きく広がり、膨張していく成長期に当たっているということです。

それは別の言い方をすれば、まだまだ大きく成長していきたいという神のご意志でもあると言えます。宇宙の膨張というのは偶然起きているのではなく、そこには神のご意志が働いていて、神がそれを望まれているということです。

大宇宙の最期はどのようにして終わるのか

私たち人間の身体はどこかのタイミングで成長が止まるように、この大宇宙の成長もいずれどこかのタイミングで止まります。

それは人間の時間とは全くスケールの大きさが異なりますが、はるかはるか長い時間の中で、やはり大宇宙においても誕生から成長、そして寿命というものがあります。

私たちの身体に寿命があるように、神のお身体である大宇宙においてもやはり寿命があるのです。

大宇宙の最期はどのように終わるのでしょうか。それは、星が寿命の末期に爆発を起こして急激に明るくなる「超新星」のように爆発して終わるとも言われています。

物質の肉体には終わりがあっても、魂には終わりがない

この大宇宙の空間というのは神のお身体そのものであり、私たちはその中で神の細胞として、神の一部として育まれ、生かされています。

そうであれば、「人間が死んだらすべてが終わるように、大宇宙が寿命を迎えたらすべて終わりになってしまうの?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

私たちの肉体には終わりがあっても、魂には終わりがありません。身体の寿命が終わればすべてが無になるということではなく、私たちの本来の姿は目には見えない魂であり、永遠の命を与えられている存在です。

人間は死ねば肉体を脱ぎ捨ててあの世に帰っていきます。あの世のほうが私たちにとってはホームであり、また別の時代、別の環境の中でこの世に生まれてきて、肉体に宿ります。

そのように人間はいわゆる「転生輪廻」と呼ばれるものを繰り返して、何回も何回も地上に生まれてきて物質的な肉体を持っては新たな人生を生きて、成長進化している魂であり、生き通しの存在です。

大宇宙の破壊と創造

この大宇宙が寿命で最期を迎えても神の命にも、私たち神の子の命にも終わりはありません。神は宇宙に満ちる愛のエネルギーです。

物質によって多種多様な表現が展開されているのがこの大宇宙ではありますけれども、その奥にはあらゆるものに神の愛のエネルギーが流れています。

神そのものである、その愛のエネルギーから分化し、それぞれが小さな小さな愛のエネルギー体として存在しているのが私たちなのです。

この大宇宙がつくられたのも今回が初めてということではなく、ものすごい長い時間のスパンの中で、これまでに何度も神は大宇宙をつくられています。

そのように破壊と創造を繰り返しながら、神ご自身もまた成長進化をされているのです。