この大宇宙を貫く原因結果の法則

幸せになる生き方

宇宙に偶然はない

この宇宙に偶然はありません。

どんなに偶然に思えるようなことであっても、必ずその原因があります。

たとえば、風邪を引いたとします。

風邪を引くよりも前の時点で、風邪を引くような原因を作っているのです。

それは寝不足かもしれませんし、雨にさらされて身体を冷やしてしまったためかもしれません。あるいは、栄養のある食事がとれていなかったとか、仕事が忙しくて疲れ気味だったからということもあるかもしれません。

いずれにしても、風邪を引く原因があったから、風邪を引いてしまったということです。

「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、実はこれが宇宙を貫く法則の一つで、「原因結果の法則」と言われています。ある出来事の前には、その出来事を引き起こすための原因がある、という法則です。とてもシンプルなものです。

あまりにも当たり前のことなので、ほとんど意識することがないかもしれませんが、私たちが幸せになるための生き方を考えたときに、とても大事な法則です。

これを別の言葉で言うと、「まいた種は刈り取る」や「因果応報」、「自分のしたことが自分に返ってくる」という言葉にも表されていますので、自分の分かりやすい言葉でイメージされたらいいかと思います。
どの言葉も言い表していることは、原因結果の法則のことです。

原因結果の法則を知ったとき、あなたの生き方や人生は激変する

原因結果の法則を意識したとき、私たちの生き方や人生は一気に変わります。

たとえば、友達にひどいことを言って傷つけたとします。

すると、自分も傷つけられるときが必ずやって来ます。その友達からなのか、もしくは別の人からなのかは分かりませんが、あなたが友達を傷つけた分だけ、あなた自身がいつか同じ目にあうことになるのです。

それは今回の人生ではないかもしれません。

私たちはこの世とあの世を行ったり来たりしながら何度も何度も生まれ変わっています。

それは何を意味しているかと言うと、自分のやったことが、来世以降、次に生まれ変わったときに返ってくることもあるということなのです。
来世に持ち越されるということです。

自分のやったことを、消しゴムで消すように、都合よく消してしまうことはできないのです。

相手に苦しみを与えてしまったのであれば、今度は必ずそれを自分が味わうことになるのです。自分のやったことの責任は自分で取るということでもあります。他の人が代わりに責任を取ることはできません。

それを知ったとき、人は、いたずらに人を不幸にするようなことはしなくなっていきます。なぜなら、それがいつか時を越えて自分に返ってくることを知っているからです。

逆に、人を幸せにしていれば、自分も幸せになっていきます。
人助けをしている人は、自分も誰かに助けてもらえます。
それは、いらないと言っても、時を越えて必ず返ってくるものなのです。それが法則というものなのです。

誰かの役に立ったときに人は幸せを感じられる

幸せというのは、お金をたくさん持っていることではありません。
立派な地位や名誉があることでもありません。
幸せというのは、他の人を幸せにすることができたときに感じられるものです。

誰かの役に立ちたいという思いを、人は誰でも持っています。
それが満たされたときに、人は幸せを感じることができるのです。

どんなに些細なことであったとしても、周りの人を幸せにすることで、自分自身も幸せになっていきます。

たとえば、毎朝、街路に立って、行きかう人たちに笑顔で「おはようございます」とあいさつをすることも、幸せの種まきの一つです。
そんなふうに、私たちにできることはいくらでもあるのです。

人を傷つけ、自分も傷つく生き方をするか。
それとも、人を幸せにし、自分も幸せになっていく生き方をするか。

どちらを選ぶかは、私たち一人ひとりの自由意志に委ねられているのです。