ウサギとカメの話が教えてくれること
人生の成功や目標の達成について考えるとき、思い出すお話があります。
それは「ウサギとカメ」のお話です。
イソップ寓話に出てくるお話ですが、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
足の速いウサギと足の遅いカメが競走するというお話です。
かけっこが始まると、ウサギはどんどん先に行き、後ろのカメの姿が見えなくなりました。
カメがやってくるのを少し待とうとウサギは居眠りをし始めて、目が覚めたときには着実に歩みを進めていたカメが先にゴールをしていたというお話です。
成功のエッセンスは「努力」と「継続」
ここに成功や達成のエッセンスが込められているように思うのです。
それはつまり、「努力」と「継続」ということです。
これまで様々な分野や世界で成功した人で、努力と継続がなかった人はおそらく存在しないのではないでしょうか。
ウサギとカメの話で言えば、カメは鈍いながらも一歩一歩進んでいく努力をして止まることなく進み続けました。
ぴょんぴょん進んでいくウサギには勝てないと諦めて歩みを止めていたら、決してゴールには辿りつかなかったことでしょう。
何かを成す人に共通することは、このカメのように努力をし続けて、それをコツコツ継続することができるという点にあると言えるのだと思います。
一つの目安として一つのことを十年継続する
よく言われることとして、一つのことを十年続けていれば、その世界では一角の人物になれるというふうに言われています。
これもやはり継続ということであって、ほとんどの人がそれだけ長くは続けられないものなのです。
「継続は力なり」と言われるのはまさにその通りであって、継続できるというだけでそれは素晴らしい力だとも言えます。
一週間や一ヶ月で成果が出ないからと言ってやめてしまえば、それはもう何の成果にもつながりません。
人生の中で何かしらの成功をしたいと望むのであれば、そのようなことではいけないのであって、十年くらいのスパンで考えてみる必要があると思うのです。
一つのことを十年継続するということ。
ウサギとカメの話で言えば、ウサギも瞬間的には努力したものの、それが継続できなかったことで勝負に負けてしまいました。
それを別の言い方で言うならば、三日坊主や一夜漬けの努力では、その瞬間は凌げたとしても、やはり長い目で見たときには成功には結びつかないということです。
コツコツ続けることが遠回りに見えて一番の近道
人生における成功のエッセンスというのは、努力と継続です。
やめることなくコツコツと続けていくことこそが、遠回りに見えて実は一番の成功の近道であるのです。
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