魂の進化と成長

永遠の魂

魂を成長させていく意味とは

私たちはなぜこの世に生まれてくるのかと言えば、魂を成長させるためであって、より愛深い人になっていくために肉体の中に宿ってこの世で様々な経験をしています。

では、魂を成長させていくとどうなるのか。その目的は何なのか。

そのように疑問に思う人もいるかもしれませんけれども、それは、より多くの人たちを愛し、幸せにしていけるようになるために魂の成長はあるのだと思うのです。

より多くの人々を愛し、幸せにしていくために

たとえば、小学生のときに上級生が下級生の面倒を見てあげたり、教えてあげたりするようなことはよくありますよね。

上の学年の子どもたちにとってはすでに経験して当たり前のことであっても、入学したばかりの子どもたちにとっては初めてのことも多いし、実際に分からないこともたくさんあるわけです。

そのときに先輩たちが助けてあげたり、サポートすることで、後輩たちはそれまでできなかったことができるようになってそこに喜びが生まれますし、先輩たちにとっても誰かの役に立つことで喜びを感じられるわけです。

それと同じように、魂の成長にもやはり段階というものがあって、先を進んでいる人もいれば、後ろを歩いている人もいて、みんながみんな一緒というわけではありません。

前を歩いている先輩が後ろを歩いている後輩を助けてあげたり、困っているのであれば相談に乗ってあげたりしながら、神の子としての本来の道を歩めるよう導いていく。

どんな魂であってもやはりそれぞれに課題があるわけですけれども、成長すればするほど愛が深くなり、その人の抱えている世界、魂の器というものが大きくなっていきます。

それは魂が成長することでより多くの人たちの力になり、より多くの人たちを善導できるようになっていくということです。

別の惑星でまた新たな魂の進化の可能性を伸ばす

私たちは永遠の時の中で魂としての成長や進化の過程を歩んでいて、それは神のもとへ帰っていく道でもあります。

それは地球の中だけでのことではなく、地球での魂の学びを終えれば、また別の惑星に移っていき、その中で新たな環境において生まれ変わり、また別の進化の可能性というものを伸ばしていくことになるわけです。

宇宙のそれぞれの惑星や銀河には宇宙の中でのそれぞれの役割や機能というものがあります。

宇宙自体が神のお身体であるとも言われますけれども、宇宙の心臓部に当たるところでは愛をどのように新たに発信していくのかということを学んだり、頭に当たる部分では知性的なものであったり、目に当たる部分では視覚的なものや美的なものであったり、そのようにして魂としての新たな進化の可能性、発展の道を歩んでいく。

その意味で、魂の成長というものに限りはなく、無限に進化していくものです。

各惑星での様々な経験を通しながら、自らの個性を突き詰めていく中で、根源の神のもとへと帰っていくために永遠の命を与えられているのが私たちという存在であります。