合唱曲「COSMOS」
「COSMOS」という合唱曲がありまして、私は大人になってから知った曲なのですが、大好きで今でもよく聞いています。
cosmosは「宇宙」という意味です。
この歌は、一人ひとりが宇宙の一部であり、みんなが一つにつながっているという内容を歌っています。
「COSMOS」の歌詞の意味
私は初めてこの歌を耳にした時から、一気に引き込まれてしまいました。
私たちは一人ひとりがバラバラの人間として生きているように思うかもしれませんけれども、心の深いところではすべての人が愛で一つにつながっています。
一人ひとりが別々の関係ない他人なのではなくて、私たちは元をたどれば宇宙という一つの大きな命からいくつにも分かれて、存在し、生きている宇宙の子どもたちなのです。
この大宇宙がビッグバンによりつくられたときの熱が、今もその名残として私たち一人ひとりの身体の中に流れていて、それは百億年過ぎても冷めることがありません。
人間は宇宙の一部であり、私たち一人ひとりの命も宇宙から分け与えられているものです。それは、大きなロウソクの火から、小さなロウソクに火を移し分けられて、いくつもの小さなロウソクに火がついて輝いているという様子をイメージすると分かりやすいでしょうか。
私たち人間はその小さなローソクのようなものであり、一人ひとりの命は大宇宙の大きな命を小さく分けるようにして与えられているものなのです。
ですから、命は自分のものであって自分のものではなく、宇宙から預かっているものだとも言えます。その命の火をあなたらしく、あなたにしかできないやり方で燃え立たせてほしい。そのような宇宙の願いが一人ひとりに込められています。
命を分け与えられたものたちは、人生の途中でどんなに苦しく、つらいことがあったとしても、誰もが時の流れの中で必ず幸せになっていきます。
なぜなら、命の火は肉体が死んで消えるものではなく、永遠に生き続けていくからです。私たちには生き通しの命が与えられていて、どんなに苦しく、つらいことがあったとしても、それらもすべて命の火をより赤々と燃やし、光り輝いていくための糧(かて)となり、いつか必ず「あの経験があって本当に良かった」と感謝できるようになる日が来るからです。
また、天(そら)に浮かんでいる星々も、私たちと同じように宇宙の子どもたちであり、人間の耳には聞こえませんけれども、すべての星々が光の歌を歌っているのです。この宇宙に存在しているものはみんな一つであり、愛でつながっているんだよ、と。
それは星々であっても人間であっても変わりなく、みんなが宇宙の子どもたちとして命を、愛を光り輝かせている尊い存在であり、その意味で私たち人間も星のようなものであるのです。
宇宙の子どもたちとして生きる喜び
「COSMOS」の歌詞とはこのような意味であり、宇宙に存在するすべてのものが宇宙の子どもたちであり、宇宙の一部として互いに愛でつながり、光り輝いて生きている喜びを歌っている歌なのです。