質問:魂とは何なのでしょうか。
回答:魂というのは私たちの存在そのものです。
「自分はこの肉体の身体である」と思うかもしれませんけれども、その中に本当のあなた自身が入っていて、それが魂と言われるものです。
あなたの魂が物質の肉体の中に宿って、肉体の身体をまとっているのです。
私たちは肉体の寿命が来て身体を脱ぐと、本来の魂の姿になりますが、その魂のほうが私たち自身なんですね。
寿命で死んだからと言って、自分という存在が消えてしまうわけでもなければ、その後、暗闇の無意識が続くわけでもありません。
私たち自身が魂そのものであり、自分の意識を持ったまま生き続けている愛のエネルギー体なんですね。
魂というのは愛を表現するエネルギー体です。
それが魂というものであって、肉体の目には見えませんけれども、確かに一人ひとりの中に宿っているものです。
魂には永遠の命が与えられていて生き通しです。
その時の流れの中で、いっときあの世からこの世に生まれてきては経験を積み、学びを得て、またあの世に帰っていくというサイクルを繰り返しているんですね。
ですから、魂にとってはあの世にいる時間のほうが圧倒的に長くて、あっちの世界が「実在界」と言われるんですけれども、この世で生きている時間というのは魂の長い長い歴史からすれば、本当に短いものです。
その短い今回の一生の中で苦しいこともありながら、楽しいこともありながら、魂としての学びを得て本来の世界に帰っていく。
それが私たちという存在であります。