不登校で学校に行かないのは悪いことなのか
質問:不登校なのですが、学校に行かないことは悪いことなのでしょうか。毎朝行こうと思ってはいても、結局家から出られません。
答え:結論から言いますと、学校に行っても行かなくても、どちらでも善でも悪でもありません。どちらを選んでも、神さまは善とか悪とかは言いません。
行けばそこで学びがあるし、行かないなら行かないで学びがあるものです。ですから、自己責任において、自由意志で選んだらいいんですよ。
ご両親をはじめとして、ご家族からはおそらく「学校に行きなさい」と言われているかもしれません。「ただサボっているだけでしょう?」と思われていることもあるかもしれません。
それは、学校に行かないことによってあなたが被る不利益というものを心配して、そう言われているのです。もちろん、世間体を気にして、自己保身でそのように言う親御さんやご家族もいらっしゃるとは思います。
ただ、最終的に選択するのは自分自身であるということです。自分以外の誰かが代わりに自分の人生を生きてくれることはありませんから、自分の思いや行い、決めたことに対する責任は自分でしっかり受け止めていくという気持ちで生きれば、どのような選択をしても後悔することはないはずです。
人生というのは何か決まりきった完全な解答があるわけではありません。どのように生きてもいいのです。どのように生きたとしても、その生き方を通して学べることや新たな気づきが得られるものです。
その学びや気づきというものが最も大切なものであるということ。
そのように思って、今の状況で学べることを最大限学んで、もう学び尽くしたなと思ったなら、また別の選択肢を選んでいく。それくらい人生というのは自由なものだと捉えていかれたらよいのではないでしょうか。
人生の選択において、基本的に善い悪いはないということ。もっと言ってしまえば、すべてが学びになるという意味で、善いことしかないとも言えるのです。