100匹目の猿現象
「100匹目の猿現象」というのをご存知ですか?
それはこういうお話です。
ある島に住んでいる一匹の猿がイモを洗って食べることを覚えました。
すると、他の猿たちも同じような行動をするようになり、それが100匹を超えると群全体に広がり、それだけではなく離れた別の場所に住んでいる猿たちも同じ行動をし始めるようになったというお話です。
つまり、ある思いや行動が一定数を超えると、全く接触のない仲間にも伝播して広がるという現象です。
バラバラに見えても意識の深いところでつながっている
中には、この話はウソだとか誤解だと思っている人もいるかもしれませんけれども、ウソでも誤解でもありません。
それは真実そのものであり、お猿さんだけの話でもなく人間にとっても同様です。
それは私たちの意識がみんなつながっているということです。
それぞれ人間もバラバラに存在しているように見えても、本当は潜在意識では一つにつながっているのです。
それは「ワンネス」という言い方をされることもありますよね。
一人の人の意識が変わり、行動が変われば、それは他の多くの人に広がり、影響していくものなのです。
一人ひとりの意識は宇宙の神の意識の一部
そして、さらに言うと、私たちの意識のすべてのつながりが、宇宙の神の意識そのものになります。
それは「集合意識」とも言われますが、一人ひとりの意識は神の意識の一部であるということです。
人間の細胞の数はおよそ60兆個と言われていますが、そのすべての細胞によって一人の人間が成り立っているように、私たち一人ひとりが宇宙の神の細胞として神の構成要素として存在しているということです。
宇宙の神と私たち一人ひとりは別々に存在しているのではない
たとえば、ストレスによって胃酸が出過ぎてしまい、胃の粘膜が傷つけられて胃が痛いとします。
すると、その痛みはキリキリと全身に響くように伝わってきますよね。
それは宇宙の神の視点からすれば、私たち一人ひとりの意識で感じていることも同じであって、誰かが悲しみに打ちひしがれていれば、その悲しみは宇宙の神に伝わっていくものです。
壮大過ぎて大袈裟でしょうと思われる人もいるかもしれませんが、一つにつながっているというのはそういうことなのです。
神と私たち一人ひとりは別々に存在しているのではなく、一人ひとりが神の現れであり、神の意識の一部であります。
逆に言えば、一人ひとりの意識を通して神は宇宙のすべてを感じ取られているとも言えるかと思います。
宇宙の中で自分と無関係な人は一人もいない
どんなに自分とは無関係だと思えるような人であったとしても、本当に関係がないという人はこの宇宙に一人もおりません。
すべての人が意識の深いところでつながっており、同じ神の一部として互いに影響を与え合いながら存在しているのです。