ネガティブをポジティブに変えたい人へ

幸せになる生き方

ネガティブをポジティブに変えたい人へ

ネガティブなことばかり考えてしまって悩んでいるという人がいます。ポジティブになりたいのにどうしてもそれができない。

そのようなネガティブな思いが心の中にあるとき、どうすればよいのでしょうか。

「心の中に溜めておくと、苦しいし、でも、誰かに吐き出せば、相手に悪いし……」

そんなときは、日記を書いてみたらどうでしょうか。心偽ることなく、まずは日記にご自身の思いをさらけ出して書く。そうすれば、少なくとも誰かに迷惑をかけることはありません。

似たような思いは引き寄せ合う

「でも、ネガティブな思いは、ネガティブな思いを引き寄せて、どんどん不幸になっていくとも言うし……」と言われる人もいるかもしれません。

「波長同通の法則」というものがありますが、似たような思いは引き寄せ合って強まるという法則です。「引き寄せの法則」と言う方もいらっしゃるようですが、言っていることは同じです。「親和性の法則」とも言われます。

なかなか実感しづらいですが、私たちの思いはエネルギーそのものなので、何かを思うということは、イコール、エネルギーを発信しているということなのです。その発信したエネルギーが、似たようなエネルギーに通じて、それを引き寄せて強まっていく。

たとえば、あまり良い例ではありませんが、人の悪口ばかりを言っていると、人の悪口ばかりを言う人が自分の周りに集まってくる、という感じです。

ネガティブなことの中にポジティブな気づきを見出す

話を日記に戻しますと、じゃあどうすればいいのか。もしネガティブなことを書いたのであれば、それをプラス方向に捉え直していけばよいのです。ネガティブな思いをプラスな思いに変換していく。

先ほど、思いというのはエネルギーであると書きました。ポジティブな思いであっても、ネガティブな思いであっても、エネルギーであることに変わりはありません。ネガティブな思いであったとしても、それをプラスに変換し、生かしていくことができるのです。

たとえば、「あの人は絶対に許せない。死んでくれたほうがいい」と日記に書いたのならば、その後に、その経験から得た新たな気づきや自身の成長につながったことを書いていく。「でも、あの人のおかげで、少し人に寄り添えるようになった」とか、「私にも悪いところがあった」などと。

もし、自分にも反省すべき点があることに気づいたならば、心の中でも構わないので、相手にお詫びをする。そうしていくと、一見マイナスにしか思えなかった不幸な思いや経験も、必ずプラスに変換されていくのです。

ネガティブな思いはプラスに変換していく

私たちは一人では気づけないことがたくさんあって、それがどんな関係であったとしても、互いに学び合うためにお互いが存在しているのだと思えば、たとえどんなに許せない相手であったとしても、必ず何かしらの役割を演じてくれているのです。

ネガティブな思いがあったとしても、それを自分の中で浄化して、プラスに変換し、生かして、最終的には相手への感謝でもって生きていく。そういう意味で、人生には無駄なことなど一つもないのです。