夜空を見上げて光り輝く星々の多さに圧倒されながら、「この宇宙はどこまで広がっているのだろう?」と不思議に思ったことはありますか。
この捉えきれない大きな宇宙の中で自分という存在が今確かにここにいて、地に足をつけて生きているという感覚。
巨大な宇宙からすれば本当に小さな小さな存在に過ぎない自分自身。
宇宙は遥か彼方の遠い場所にある別世界のように思える人もいるかもしれませんけれども、この宇宙の中で確かに今を生きている私たちは宇宙の一部として存在する神の子であり、宇宙と切り離された存在ではありません。
一人ひとりの心の中には、大宇宙に満ちている愛のエネルギーと同じ愛のエネルギーが満ちています。
もちろん、自らの内に満ちるそのエネルギーは、この宇宙の中の本当にごくごくわずかものにしか過ぎないかもしれませんけれども、それこそが他のどんなものよりも価値のあるものであり、私たちの中にあるものとして、私たち自身として、最後の最後の最後までなくならないものです。
宇宙がどんなに遠くに思えようとも、その物理的な距離には関係なく、私たちは大宇宙の愛に同調し、共鳴して生きることができます。
そのような生き方こそが人間の本来の生き方であり、物質的な欲望を満たすだけでは決して得られない、本当の心からの充足感や幸せを感じられる道なのです。