ウソの積み重ねは結局自分を傷つける
私もこれまで生きてくる中で、ウソをついたことはあります。
でも、ウソをつくと、その後、不思議なことに必ずうまく行かなくなるのです。
一度ウソをつくと、そのウソのために、またウソの積み重ねをしていかなければなりません。
なんで私たちはウソをつくのでしょうか。
ウソというのは結局のところ、自分を守る気持ちから出るものです。
自分を取り繕いたい。
自分を良く見せたい。
怒られたくない。
それは自己保身のためであることがほとんどです。
その場はうまく切り抜けられたように思えても、原因結果の法則通り、後々、そのしっぺ返しというものが必ずあるものです。
つまり、ウソをつくということは、結局いつか自分自身を傷つけることになってしまうということなのです。
それが分かって以来、ウソをつくことはもうやめました。
「嘘も方便」ということわざもありますから、すべてのウソが悪いというわけではありません。
自己保身のためではなく、相手にとってプラスになるウソは、時と場合によっては良いこともあるかもしれません。
ただ、やはり生き方の原則としては、自分を守るためのウソはつかないということだと思います。
自分の思いや行いによって引き起こされる結果は、今回の人生だけではなく、次の人生においても引き継がれていくものです。
今回の人生でしっぺ返しが来なくとも、来世以降にそれが降りかかってくることを考えれば、やはり長い目で見たときに結果的に自分を傷つけてしまうことになるわけですから、損得ということではないですが、丸い心に照らし合わせて正直に生きるということが一番なのだと思います。