心は太陽のように丸く光り輝いている

私たちの心は、あの太陽のように丸く光り輝いているものです。

それが本来の自然な心の状態であり、心というのは元々光を放っているわけですけれども、日々生きている中で、その光を曇らせてしまうこともよくありますよね。

たとえば、ネガティブな暗い思いで心が満たされたとき、それが黒い雲のようになって心の光が覆われてしまう。空にどんよりとした雲がかかったら太陽の光が遮られるように、ネガティブな思いが雲のようになって心の光を覆ってしまう。

ネガティブな暗い思いと聞いたとき、みなさんは何をイメージしますか。他人を恨むことや愚痴、不平不満、不安もそうかもしれません。誰かを責める思いや自分さえ良ければいいという思いもそうかもしれません。

また、自分を必要以上に責める思いもそうかもしれません。間違いを認めて反省することは大切なことですけれども、いつまでもクヨクヨして、自分をいじめ抜くような思いを持ち続けているようでは、それは決してポジティブな思いとは言えませんよね。

つまり、ネガティブな暗い思いというのは、一言で言うならば愛が欠けている思いなのです。

愛というのは自分だけ良ければいいという思いではなく、分かち合いであり、他人のこともまるで自分のことであるかのように感じて寄り添うことです。自分と他人は別であり、そこに線引きをして自分には関係ないというような思いは愛とは言えません。

愛の欠けた思いが心に満ちてくると、それが黒い雲のようになって心の光を遮ってしまいます。しかし、そのような暗い思いを払えば、すべての人の心は元からさんさんと光輝いているのであり、明るさに満ちているものなのです。

心の光というのは愛の表れであり、「自分は愛を忘れていないか」という日頃の自己点検こそが、ネガティブな暗い思いを吹き払うための一つの方法だと思います。