指導霊とは何か
「守護霊」というのは聞いたことがあるという人も増えてきたかもしれません。
一般的にもだいぶ馴染みのあるものになってきたようにも思いますが、その存在については正確には理解されていないこともまだ多いです。
▽守護霊とは何か
そして、守護霊と言葉は似ていますが、「指導霊」という霊的な存在がいます。
今回は指導霊の存在と役割、また守護霊との違いなどにお伝えしたいと思います。
守護霊と指導霊の違い
まず、守護霊について簡単に触れておくと、守護霊とは地上で生きている人を守り、インスピレーションを送り、善なる人生を送れるように導いている霊的な存在です。
各自に一名の守護霊がついていて、守護霊がいないという人はおりません。
一方で、指導霊は誰にでも必ずついているわけではありません。
その人が地上で果たすべき使命や役割が大きい場合に、守護霊に加えて指導霊がサポートに入ることがあります。
誰にでも指導霊がついているというわけではなく、その人の地上での仕事に応じて指導霊からインスピレーションを受けたり、援助されたりすることがあるのです。
地上に生きている人と守護霊の関係
地上で生きている本人と守護霊の関係はどのようなものになっていると思いますか。
それは、あの世にいる自分の魂が地上で生きている者の守護霊を務めているのです。
そう言うと「今この世に自分がいて、あの世にも自分がいるということ?」と不思議に思う人もいるかもしれません。
また、中には「それは自分という存在が二人いるということ?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
私たちはこの世に生まれてくるときに魂のすべてがこの肉体に宿るわけではありません。
肉体に宿るのは魂の一部だけで、残りの部分はあの世に残っているのです。
その、あの世に残っている自分の魂が地上に生まれていった魂の守護霊を務めています。
同じ魂ですから守護霊というのはまさに自分自身であるとも言えるのです。
指導霊の存在と役割
それに対して、指導霊は自分と同じ魂が務めるわけではありません。
自分ではない別の霊人が指導霊をすることになります。
それぞれの魂には生まれる前にいた、あの世の中の霊域に応じて「霊格」というものがありますが、一般的にはその人の霊格以上の霊人が指導霊を務めることになります。
地上で生きている人の使命が果たされるように指導し、応援し、サポートしてくれるのが指導霊です。
例えば、地上の本人が守護霊にとっては未経験の分からないことや専門外での役割を果たす必要がある場合なども、指導霊からインスピレーションが与えられることもあります。
また、指導霊は一人の霊人だけに限られるわけではなく、その時々の必要に応じて別の指導霊がついたり、指導霊が入れ替わったりすることもあります。
目に見えない世界からの指導やサポート
どんな魂であってもこの世の地上に生まれてくれば、誰もがゼロから白紙の状態で人生をスタートします。
その中で、目には見えない世界の守護霊や指導霊からインスピレーションやサポートを受けて生きているのです。
直接的にも間接的にも、守護霊や指導霊からのアドバイスや助力を受けながら自らの使命や役割を悟っていくようになります。
例えば、ロシアの天才ピアニストであるスタニスラフ・ブーニンはショパンから指導を受けています。
ギリシャの哲学者プラトンは後にヘーゲルとして生まれていますが、ヘーゲルとして地上に生まれていたときに天上界から指導していたのはソクラテスです。
また、近年の日本で言えば、生長の家の谷口雅春は天之御中主之神から指導を受けていました。
谷口雅春の「生命の実相」は天之御中主之神が谷口雅春の中に入り、自動書記のような形で書かれたものです。
また、GLAの高橋信次はモーゼから指導を受けていました。
高橋信次は天上界ではエル・ランティと呼ばれる九次元霊で、イエス・キリストが「天の父」と呼び、モーゼが「ヤハウェ」と呼び、マホメットが「アラー」と呼んだその人です。
そのように地上に生まれた人が本来の仕事を果たしていけるように、指導し、応援しているのが指導霊という存在なのです。
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