「次元」とは何か 2

この世とあの世

五次元以降の世界

今回も引き続き、次元についてお話していきたいと思います。

前回、次元というのは、各世界を成り立たせている要素だとお伝えいたしました。

一次元は点

二次元は縦と横

三次元は縦と横と高さ

四次元は縦と横と高さと時間

それでは、五次元以降の世界はどのような要素で成り立っているのでしょうか。

五次元世界には精神性が加わる

五次元とは、四次元の縦、横、高さ、時間に「精神性」が加わったものです。

それは精神性が一つの基準になっている世界であり、精神的に目覚めているかどうか。

分かりやすく言うのならば、悪ではなく善に目覚め、人間が肉体だけの存在ではないと気づいている人が住んでいる世界です。

人間には精神や意識と言われるものがあり、それが人間自身であると認識されている世界です。

五次元の世界を成り立たせているものは、そのような精神性というものであります。

六次元の世界は神とは何かを知っていること

六次元の世界になると、五次元までの要素に「神とは何かを知っている」ことが加わります。

五次元の世界では、善なる人間として精神的に目覚めてはいますが、神が何であるかは知りません。なんとなく神様がいるようなことは聞いていても、それがどのような存在なのかは認識していない状態なのです。

しかし、六次元の世界ではそのようなことはありません。

六次元の世界では、善い人間である上に、神についての知識を持っているかどうかが一つの基準になっています。この世界においては、「神は存在しない」とか、「神は信じない」という人は一人もおりません。

神の存在を当たり前のものとして認識している世界であります。

七次元の世界は利他

七次元になってくると、六次元までの縦、横、高さ、時間、精神性、神の存在を知識として知っていることに加えて、「利他」が入ってきます。

六次元というのは、ある意味で自分づくりの世界でもあり、自らの努力により神を知ろうとし、その知識を得ることが基準になっていますが、七次元の世界は自分ではなく他の人のために生きることが基準となっています。

言ってみれば、愛と奉仕の世界ですね。自分を捨てて人のために生きるということです。思いのベクトルが自分自身の幸せではなくて、他人の幸せに向いている状態です。

八次元の世界は法と慈悲

八次元の世界になりますと、七次元までの要素に加えて、「法」や「慈悲」というものが入ってきます。

法とは、神によって定められている宇宙を貫く法則のことです。法を説くことができるのが八次元の世界です。

慈悲というのは、苦しみを取り除き、幸せを与えることです。自分をかえりみず、相手の幸せを願う心が慈悲であります。

七次元の世界における利他の対象は、自分の家族や身近な人、自分に何らかの関わりがある人が多いものです。その利他がさらに進んでいくと、対象が拡大していき、相手がどのような人であっても分け隔てなく、愛を与え続けていく姿になってきます。

その愛は途切れることがなく、無限に愛を供給していく。この人には与えて、あの人には与えないというような思いがなくなり、誰彼構わずすべての人に対して愛を与えていくようになります。地球規模での愛を与えていく姿であります。

それが八次元の世界の要素であります。

九次元以降の世界については、また次回続けていきたいと思います。