体調不良を改善するには？
「いつも体の調子が悪い」
「体が冷たいし、なんか体が重くてだるい」
そんなふうに感じている人がけっこういます。
よく理由が分からないんだけど、不調が続いていて苦しいと。
そういう人は自分ではよく分かってないことも多いのですが、日頃の心の持ち方に問題があって、悪い影響を受けてしまっていることがほとんどです。
心にあることが引っかかっていて、心に曇りができてしまっているのです。
心に曇りができると光が射さない
心が曇ってくると、心に光が射し込んでこなくなります。
光が射さない部屋というのはとても寒く、なんだかジメジメしていて、気分も落ち込み、あまりそこにいたくないですよね。
心が曇ってくると、心に光が射さず、だんだんと体の調子も悪くなっていき、なんだか体が重い感じになってきます。
心の曇りというのは、心にある引っかかりのことです。
それを「執着」とも言いますけど、それが原因になっているのです。
それを取り除けば、心に光が入ってきて、明るく、爽やかに、幸せに生きていくことができるのです。
お金、地位や名誉、人の言葉などが心の執着となる
その心の執着というものは、一日のうちで心に何度も思い浮かんでくるものです。
例えば、お金ですね。
ふとしたときに何度も思ってしまうような、いつもそのことを考えてしまうものが執着です。
「お金が欲しい。お金が足りない。お金さえあれば自分は幸せになれるはずだ」と、いつもそういう思いにとらわれていませんか。
四六時中、お金のことを考えていて、そこから抜け出せない。
これはまさに執着そのものです。
他にも人によって色々あると思います。
例えば、自分の地位や名誉ばかりを考えている人は、心の思いの針がそこに止まってしまっている。
「出世をして地位を得れば偉くなれる。地位さえ手に入れば、オレは偉くなって価値のある人間としてチヤホヤされる」と、そのことばかり考えている。
また、誰かに言われた言葉が気になって気になって仕方がないということもあるかもしれません。
「どういうつもりであんなことを言ったんだろう？」
「もしかして私のことがキライなのかな」
そんなふうにいつまでも気にしてクヨクヨしてしまう。
こういうことはよくありがちですが、いつまでもそれが心に引っかかっていると、心を曇らせる原因になるのです。
執着を流せば、心に光が射し込んでくる
もしそうしたものに心の思いの針が止まってしまっているのならば、それを取り除くことです。
改めてそのことを見つめて、検討してみて、それが執着になっているのであれば、自ら反省すべき点は反省してサラッと流していく。
水に流すように流していって、もう振り返らないことです。
そのように断ち切ることも大事なのです。
一度流したつもりでも、また何度も心に思い浮かんでくるならば、まだ流しきれておらず、掴んでしまっているということです。
しかし、そのようなことを繰り返しているうちにだんだんと執着がなくなってきます。
そうすると、心に光が射し込んでくるのです。
光というのは常に射しているのに、自分で心を曇らせてその光を遮っているだけなのです。
心に流れ込んでくる光は神の光
この光というものが何なのか疑問に思われる人もいると思います。
実は、この光というのが神の光であります。
私たちには常に神の光が投げかけられており、普段はほとんど意識されないと思いますが、その光を受けて私たちは生きているのです。
反省をし、執着を取り、心の曇りがなくなったときに、胸の辺りが温かくなったり、頭のてっぺんが温かくなったりすることがありますが、それがまさに神の光が射し込んできた証なのです。
心に執着なく、こだわりなく爽やかな気持ちで前向きに生きていれば、体の不調もなくなり、体も軽くなり、苦しみも消えていきます。
それだけ心の思いというものは大きなものであり、そのような仕組みを理解して生きることこそが、大変重要なことであるのです。