人の価値は勉強や学力だけで決まるものではない

人生の悩み

人の価値は勉強や学力だけで決まるものではない

人間の価値というのはどのように決まると思いますか。中学、高校、大学などと進む中で、「勉強」や「学力」によって人の価値が決まるのだと思っている人もいるかもしれません。でも、本当はそうではありません。

勉強ができるようになることは大切なことです。努力の積み重ねによって、学力を上げていくことも大切なことです。しかし、それだけで人の価値が決まるわけでありません。それも一つの価値ではありますけれども、それが絶対的なものであるわけではありません。

勉強が得意な人もいれば、スポーツが得意な人もいますよね。そして、芸術的な才能を持っている人もいれば、科学の方面で力を発揮する人もいます。それは、優劣を競うものではないのです。

誰もが素晴らしい力を持っていて、その誰もが必要であり、この世界の中で欠けてもいい人は一人もおりません。宇宙において必要のない人は一人もいないということです。すべての人にその人にしか果たせない役割があり、お互いに足りない部分を助け合いながら、協力し合いながら、調和して成り立っているのがこの宇宙なんです。

その人にしか担えない役割が魂には込められている

オーケストラの中で、トランペットの人、バイオリンの人、チェロの人など、それぞれの楽器が組み合わさって素晴らしい音楽が作り上げられるように、私たち一人ひとりの個性が組み合わさってこの宇宙というものは成り立っています。

その人にしか担えない役割が魂に込められています。それは例外なく、誰にでもかけがえのない個性が埋め込まれているのです。それに気づくために私たちは様々な人生経験をして、自らの役割、得意とすることが何なのかを見つけていくのです。その得意なことをもって、一つの宇宙のパズルとして周りに貢献していく。

自分以外のものになろうとするからそこに苦しみが生まれてきて、本来の自分自身を見失っていくことになるのです。ときには、自分自身になろうとすることで、周りの理解を得られずに注意を受けたり、非難されたりすることもあるでしょう。そして、心が傷ついて、心が折れそうになることもあるかもしれません。しかし、そこを突き抜けていったとき、周りの人はもう何も言わなくなるものです。周りもそのようなあなたを認めざるを得なくなってくるのです。

ですから、傷つくことを恐れず、自らを信じて、自分らしさを忘れずに生き続けることですよ。