この世での反省の重要性

この世とあの世

私たちは完璧な存在ではないので、日頃生きていると愛の方向から反した思いを持ったり、行動をしたりすることもあります。

例えば、誰かを憎んだり、傷つけたりしたとします。

それはすべてを生かし、赦そうとする愛の思いから逸れているものです。

そのことに気づかず反省ができないと、魂としては借金を背負っていくことになります。

地上にいるときに反省をするのと、あの世に帰ってから反省するのでは全くその意味が違ってきます。

肉体の意識にありながら自らの過ちに気づき、反省ができた人はそれだけ早く魂の軌道修正ができて早く立ち直ることができるのです。

間違いを神に詫び、反省することで、神からの光が差してきます。

私たちは肉体が死んでも死ぬことなく永遠に生き続けていくのだから、あの世に帰ってからまとめて反省すればよいのではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、悪いことをしたときから、言ってみれば、魂の借金のローンが始まります。

そして金利がどんどんかさんでいき、雪だるま式に何倍にも膨れ上がり、借金が返せなくなってしまうのです。

もしこの世ですぐに反省をしていれば、借金なしで済んだものの、放っておくと死後にはもうなかなか返せません。

あの世に帰れば、誰もがそれぞれの魂に応じたところに落ち着いているので、謝りたい相手がそこにいるとは限りません。

あの世は思いのエネルギーの世界であるので、自分と似たような波長を持った人ばかりが周りにいて、それ以外の人たちとはなかなか交渉というものがなくなっていきます。

ですから、この三次元の世界で生きている間に、自らの思いと行いの点検をし、他の人々に見られたときに恥ずかしくない人間として生きているか。

もし愛の方向に反したことがあったのならば、反省をして魂の借金を返しておくことが非常に大切なことです。