子は親を選べないのか
「子は親を選べない」と言われることがあります。
どのような親のもとに生まれてくるかを子どもは選択できないと思っている人もいるかもしれませんが、それは正しくありません。
全く縁のない人同士が親子になることはないのです。
生まれてくる前に互いにあの世で約束をしてきているのであり、誰を親とするかは自分で決めてきます。
ですから、「子は親を選んでいる」のです。
それは逆に言えば、親も子どもと約束をしてきているということでもあります。
「親は子どもを選べない」と言う人もいるかもしれませんが、それも正しくはないのです。
過去世でお世話になった人への恩返しとして
どのような人に親になってもらうのか。
それにはいくつかのパターンがあります。
例えば、過去世において大変お世話になった人がいて、その人に恩を返したいと思っている。
そのような場合、その人の親になることで恩返しをしていくこともあります。
子どもを育てるのは、ある意味でとても大変なことでもあります。
他の動物とは違って、大人になるまで二十年近くかかるのが人間の子育てです。
その間、愛を注ぎ続けることはもちろん、世話をしていくのはとても時間とエネルギーが必要になりますが、それを与えていくことでお礼をしているということがあります。
過去世でも親子だった
それから、過去世においても親子の関係だったということも多いです。
前回は自分が子どもとして生まれ面倒を見てもらったので、今回は自分が親として面倒を見させてもらいますという人もいるでしょう。
そのように親子として生まれることで感謝を返し合っていくこともあります。
自分が将来就きたい職業を予定している人の子どもとして生まれる
また、その職業を予定している人の子どもとして生まれる計画をしてくる場合もあります。
例えば、今回の人生で音楽家になることを計画しているときに、音楽家になる人の子どもとして生まれてくる場合などです。
親と同じ職業に就くというのは親もその仕事についてはよく分かっているし、理解も得られやすいですよね。
「今回、あなたは音楽家として生まれるって聞いたわ。もしよければ、私を子どもにしていただけないかしら。私も今回の人生では音楽家の一生を送って、魂の学びを深めてみたいの」
「あら、そうなの。以前、○○に生まれたときには、あなたにはとてもお世話になったし、私でよければぜひ子どもになって」
そんなふうに生まれてくる前に互いにお願いしたり、されたりしているかもしれませんね。
親子は目に見えない糸で結びついている
その他、魂の傾向が似ていて、互いに引き寄せあって親子になる場合や、高級神霊が計画を達成するために親子になる場合もあると言われています。
いずれにしましても、この世に生まれてしまえば、そのような約束をしてきたことなど全く覚えていないことがほとんどなのですが、親子の縁というのは決して偶然の産物ではないのです。
目に見えない糸によって結びついた人同士が親子として生まれているのです。
ですから、お互いに感謝をし合って、困ったことがあれば助け合って生きていくようにしたいものです。
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