メンタルが弱いという人へ【メンタルを強くする方法】

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メンタルが弱いという人へ【メンタルを強くする方法】

メンタル面での弱さをいかに克服するか。これについて悩んでいるという人はけっこう多いんじゃないでしょうか。

たとえば、過去の失敗やミスをいつまでも思い悩んでしまったり、上司や親、他人からの叱責や厳しい言葉がずっと頭から離れず苦しい、打たれ弱いなど。そして、場合によっては、あまりにも思い悩み、体調を崩して倒れてしまうということもあります。

メンタルの弱さというのは、一言で言うと、「ネガティブな思いが強すぎること」が原因なのです。

メンタル、つまりは精神力が弱いからといって、意志力や念じる力が弱いというわけではありません。逆に、メンタルが弱いと言っている人は、思いの力がかなり強い人が多いのです。

思いというのはエネルギーそのものなので、同じことを思い続けていると、どんどんその思いが大きくなっていきます。

ネガティブな思いが自分自身を焼け焦がす

たとえば、過去の失敗やミスを考え続けていると、なぜだか分からないけど、頭から離れなくなり、どんどん苦しくなっていくという経験をしたことはないでしょうか。

あれは何が起きているのかというと、たとえば、太陽の光を虫眼鏡で紙に集めると、紙が焼け焦げてしまうのと同じように、自分を責め苛む思いが一点に集まって、自分自身を焼け焦がしてしまっているのです。

プラスの思いでネガティブな思いを一つひとつ打ち消していく

自分自身に対するネガティブな思いや感情が大きくなることで、メンタル的にやられてしまうのですから、解決方法はそんなに難しいものではありません。

ネガティブの反対は何でしょうか。そうです、ポジティブです。ポジティブというのは、言い換えれば、プラスの思いです。つまり、プラスの思いを増やしていけばよいのです。ネガティブな思いが湧いてきたときに、それを打ち消すかのように、ポジティブな思いをそれにぶつけていくというイメージでもよいかもしれません。

たとえば、失敗やミスをすれば、他人からは怒られ、たいてい自分自身に対して「俺はやっぱりダメなんだ」、「私は結局ダメなんだ」とネガティブな評価をしてしまいがちです。

そのネガティブな思いに焦点を当てて強めるのではなくて、「いや、この失敗の経験があったからこそ、成長してもっと素晴らしい人間になれるんだ」とプラスの思いに持っていく。「自分にはどうせできないんだ」という思いではなく、「自分なら必ずできる」という思いを持つようにする。

このときのポイントは、その段階で本当にできるかどうかは関係ないということです。そのときに実際にできるかできないかは実は関係がありません。よくスポーツ選手がイメージトレーニングをして、うまくいくイメージをしますが、あれはうまくいくイメージ(=思い)を強めることで、結果的に実際にうまくいくのです。

それと同じように、プラスの思いを自身の中に増やしていけば、ネガティブな思いに潰されることなく、メンタル面でも強くなっていきます。

人からの評価ではなく、自分の内に光を増やす

人からの評価でメンタル的にやられてしまうのではありません。それも一つのきっかけにはなるかもしれませんが、結局はそれに同調して、自分が自分に対して行うネガティブな評価によって自分をダメにしてしまうのです。

メンタルが弱いという人の場合は、人からの評価に影響されすぎるのではなく、自己イメージを高めていき、自分の中にポジティブな思いをどんどん持つようにしていく。前向きな言葉をどんどん発するようにしていく。それはつまり、自らの内に光を増やしていくということです。

そうしているうちに、メンタルの弱さはなくなっていき、どんなことも結局はプラスなのだという境地になり、メンタル的につぶれるようなことはなくなっていくのです。