意識は肉体を超えて宇宙大まで広がる。ブッダ、イエス、孔子、モーゼなどが体験した意識の拡大とは

神の子

私たち人間神の子の意識というのは、この小さな肉体の中に収まっているだけのものではありません。

自分の意識が肉体を抜け出して、限りなく大きく広がっていくという経験をしている人たちがいます。

例えば、ゴーダマ・ブッダは二千六百年前にインドの地で、そのような経験をしています。

ブッダはピパラの大木の下で禅定して瞑想にふけっていたときに意識が肉体を抜け出し、どんどん大きくなり、木の下に座っている自分の肉体や遠くの町を見下ろす体験をしています。

やがてその霊的な肉体はさらに拡大し、地球を見下ろすところまで行っているのです。

また、イエス・キリストも同じような体験をしています。

キリストはクムランのある洞窟で禅定をしていたときに、自分の意識が自分の肉体をはるかに見下ろして、天上の世界に入っていくという経験をしたことがあるのです。

それは単なる幽体離脱ということではなくて、自分自身の境地が大きく広がり、神になったような経験をしているのです。

他にも、中国に生まれた孔子もそうです。

孔子は、ブッダやイエスとはまた違った形で、空間的な意識の拡大ではありませんでした。それは学問をして悟りを高めていったときに、自分の認識力が限りなく拡大し、様々な物事が手に取るように分かり、神の意識が分かるような段階に達したことがあるのです。

そのときに地球に住む人間が手のひらの上にアリを乗せたかのように見えるような体験をしています。

そして、モーゼも同様の経験をしています。

モーゼはシナイ山で十戒をアラーから授かりましたが、そのときにモーゼは山に登って何十日間も瞑想していました。

そこで瞑想をしているときに意識が肉体を離れ、シナイの山頂からはるかに巨大な意識体となって、眼下に地球を見下ろすような体験をしているのです。

この他にも、中東に生まれたゾロアスターもいます。別名ツァラトゥストラとも呼ばれます。

ゾロアスターは拝火教という火の教えを説きましたが、それは悟りの中で巨大な火の柱を体験したことがあったからです。

ある夜、ゾロアスターが禅定していると、自分の体が巨大な光のようになって、立ちのぼる炎のように感じました。その燃え上がった炎が何百メートル、何千メートル、さらにもっと高い火柱のようになっていきました。霊的な肉体が火柱となり、何万メートルの高さまで上がったような感覚を得ています。

また、ギリシャのソクラテスも肉体を抜け出して、はるか上空から地球を見下ろすという体験をしていたり、さらにそれより前の時代のギリシャの地においては、アポロンが悟ったときにもオリンポスの山をはるかに見下ろしながら、全宇宙のことを考えるという体験をしています。

このように、その具体的な体験の中身はそれぞれ異なりながらも、自らの意識が自分を離れて大きく拡大をしていく。

そして、地球を見下ろすまでになったり、さらに意識が広がっていくと、地球を越え、銀河を越えて、宇宙全体にまで拡大していくこともあります。

それは「宇宙即我」という言われ方もしますけれども、大宇宙と自分が一体であるという経験です。そこまで行くと、大宇宙はまさに神のお身体であり、この地球が位置する天の川銀河は神のお身体の中で心臓の部分に当たっているということが分かるようです。

意識が広がっていく様をまさに語っているのが次のアマーリエの言葉です。

意識とすると、わたくしたちがいる、ここが三次元ですね。三次元のこのバイブレーションがあって、意識を垂直に上げていくと、四次元、五次元、六次元、七次元、八次元っていうのを一瞬に上がっていくんです。そして九次元霊界があって、そうすると地球の上空に浮かびます。そうすると、宇宙のビジョンが見えてきます。外から地球を見ています。はあ。とても美しい。

オーム神霊 アマーリエ スピリチュアルメッセージ集122

私たちが神の子であり、神の一部であるというのは、一人ひとりがその心を通して、この大宇宙の意識であるオームとつながっており、それぞれがオームの現れであります。

一人ひとりに神と同じエネルギーが分けられていて、その意識というのは、この人間大から宇宙大にまで広がることのできるものであります。

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