あなたは何者であり、何のために生まれてきたのか
「あなたは何者であり、何のために生まれてきたのですか」
そう問われてすぐに答えられる人は多くないかもしれません。
私自身もその一人でした。
自分が何者であり、何のために生まれてきたのか。
それが分からずに、これまでの人生の中で非常に悩み苦しんできました。
答えはすでに心の中にあった
金脈を掘り当てるために山に出かけてはまた別の山に出かけ、「ここにもない」、「あっちにもない」と探し回っているようなものでした。
でも、答えは意外なところにあったのです。
自分の中に、心の中に、すでに答えは埋まっていたのです。
心の中にすでに最高の金脈があったのにも関わらず、それに気づかないまま生きてきた。
私たちが何者であるのか。
それは「神の子」であるということです。
神の子であるというのは、私たちがこの大宇宙を創造された神の一部であるということです。
神というのは白いヒゲを生やしたおじいさんではなくて、大宇宙に満ち満ちている愛のエネルギーであり、その神のエネルギーというものが私たち一人ひとりに分け与えられて、心の中に入っています。
もう埋め込まれている。
もれなく全員に入っている。
掘り当てるべきだったのは、その神の子としての心でありました。
心の扉を開けて愛の命を輝かせよう
元々、自分の中に答えがあったんだということ。
神から分け与えられた愛の命というもの。
それを自らの個性を通して輝かせよう。
それに気づいて、神の子としての自覚をして生きよう。
「心の扉を開ける」というのは別に霊能者になろうとか、スピリチュアルにのめり込もうとか、そういうことではありません。
私たちが本来何者であるかということを思い出し、自覚をして、地に足をつけて、日々の生活の中でそれぞれがかけがえのない個性を持った神の子として、愛を表現して生きようということです。
みなさんの心の中に、私たち一人ひとりの心の中に、愛というものがいっぱい入っています。
そこにあったのは愛に尽きている。
それを心の扉を開けて、取り出して、世界を愛で彩ろう。
それは宗教であったり、人種であったり、文化の違いなどは関係ありません。
私は特定の宗教や宗派に属するものではありませんけれども、それらを越えて、それは私たち命あるものすべてに本質的に通ずる根源的なものです。
宇宙時代に向けて
それはこの地球だけの話ではありません。
神の子であるのは、この星に住まう私たち地球人類だけではありません。
他の星々であっても、他の銀河であっても、同じように神の子たちが暮らしていて、私たちとは姿や形が違っても、みんな同じ神の子なのです。
それぞれが神の現れなのです。
まさに宇宙の家族であります。
もちろん地球より先に進んでいる星もたくさんありますし、そのような宇宙人のみなさんとも手を取り合って、進んだ科学技術なども教えてもらいながら、共にこの大宇宙の進化、発展のために交流をし、協力をしていく。
そして、私たち地球人類も、この地球から飛び出して、他の星々の成長のために貢献していく。
地球の愛というものを示していく。
宇宙に開かれた星としてステップアップしていくときが来たということです。
それが「宇宙時代」です。
原点は神の子としての目覚め
宇宙時代というのは、地球の中だけの話ではなくて、「宇宙の中の地球である」という認識に私たち人類の認識が拡大していくということでもあります。
宇多田ヒカルさんの「electricity」という歌の中に、こういう歌詞が出てくるんですね。
「美しい鉱物や夕焼け 噂の緑を見に来ました あなたはどの銀河系出身ですか?」という歌詞です。
宇宙人との交流を通して、そんなふうにお互いに会話をすることが当たり前の時代になっていく。
そのような時代に入っていくためにも、何度も繰り返しますけれども、私たち一人ひとりの神の子としての目覚め、心の革命、精神的な革命というものが一番の原点であり、土台であり、立脚点になるのです。
私たちは誰もが大宇宙を創造された神の子であり、神の一部であり、神とつながり、他の神の子とも一つにつながっているということ。
心の扉を開ければ、そこにあったのは神から分け与えられた愛の命であり、すべての存在は愛で貫き通されている、愛の表現体であるということです。
地球を愛の星へ
思いを具現化するという創造力が、私たち一人ひとりに神から与えられています。
一人ひとりが思い描くビジョンというものが、その思いと行いの絶え間ない継続によって創り出されていく未来が、そのまま地球の未来になっていくということ。
他人事でもなく、誰か偉い人や他の人が「愛の星」を創ってくれるのでもなく、それを創るのはまさに今という時代を生きている私たち一人ひとりなのです。
創っていきましょう、みんなで。
それが今という時代に私たちが生まれてきた意味であり、果たすべき使命であります。