光の子どもたち

神の子

自分が今ここに存在しているということは考えてみたら本当に不思議なことです。どんな必然性があって自分は今存在しているのだろうと疑問に思うこともあると思います。実際、私自身そのような疑問を持つことが何度もありました。

ところが、この大宇宙において命を与えられているということはそれだけで本当に尊いことなのです。必要のない人は誰も生み出されておらず、存在しているだけでその人には大きな、かけがえのない価値があり、その人にしか果たせない役割が与えられています。

なかなかそんなことは信じられないという人もいるかもしれませんし、自分には価値があるとは全く思えないと感じている人もいるかもしれません。

しかしながら、それはまだ自分で気づいていないだけであって、その内側にはダイヤモンドの原石のような、神の子としての光のカケラが深いところに埋まっているのです。

それは宇宙の神より一人ひとりの神の子たちに分け与えられた光のカケラであり、その光の色合いは人によって千差万別です。

自分と全く同じ個性を持っている人は宇宙に一人も存在しておらず、その人だけのオリジナルの光のカケラを神から預かっていて、それをどんなふうに光り輝かせることができるか。

誰か他の人がそれを見つけてくれるわけでもなければ、差し出してくれるわけでもなく、もうすでに埋め込まれている光に自分自身で気づいていくことを神は私たちに求められています。

それに気づくために何か特別な修行が必要なわけではなく、永遠の時間の流れの中で、何度も何度もあの世からこの世へ転生輪廻を繰り返しながら様々な時代や環境に生まれて魂の学びを深めていく。そして、本来の自分自身を見つけていく。自分自身に出会っていく。

今与えられている人生に真摯に向き合い、自分の幸せのためだけではなく、より多くの人たちを愛し、より多くの人たちの幸せのために精一杯生きる。その繰り返しと積み重ねの中で、だんだんと見えてくるものかもしれません。

自らの内側にある光が最も光り輝くのは他者の幸せを願い、愛に生きるときです。そのときに、星が輝くように一人ひとりが光を放って、パァーッと光が広がっていく。周りに光が発信されていく。

そのように、誰もが例外なくオリジナルの光を放つ、光の子どもたちです。