人は死後も生き続ける
死んだ後、人はどうなるのでしょうか。
結論から言うと、生き続けます。
「それって本当なの?」と思われるかもしれませんが、本当です。
ただし、肉体のまま生き続けるわけではありません。
肉体は焼かれてしまえば、なくなってしまいます。しかし、肉体がなくなっても、人の意識というものはなくなりません。人の本体というのは、肉体ではなく、魂と言われるものなのです。
肉体というのはあくまでもこの世で生きるために着ている洋服のようなもので、古くなれば脱ぎ捨てて、魂は本来の生活場所であるあの世に帰ることになります。
死とは魂が肉体から抜けること
死というのは、肉体から魂が抜けることです。
人の肉体と魂をつないでいる霊子線というものがあり、これはシルバーコードとも呼ばれていますが、これが切れたとき、魂は肉体から離れることになります。
魂というのは、意識あるエネルギー体であり、様々な経験を積むためにいっとき地上に生まれてきて修行をしています。
元々はあの世にいて、自分と同じような思いや考えを持った人や似たような人と集まって暮らしていました。生まれてくるときに、記憶喪失のように、それまでの記憶を忘れて生まれてくるため、あの世にいたことはほとんど忘れてしまっています。
しかし、肉体を離れてあの世に帰れば、そういったことも徐々に思い出し始めます。
死んだときには、先にあの世に帰っている親や兄弟姉妹、友人たちが出迎えにきてくれることもあります。「お帰り」、「お疲れさま」と言って、あの世に戻ってきたことを喜んでくれたりもします。
あの世に帰ると、まだ一年生のようなものなので、親や友人たちから「しっかり先生の言うことをよく聞くんだよ」などと言われたりします。あの世でも先生役のような人がいて、いろいろとガイドをしてくれるのです。
人は死ぬと「霊界」に帰っていく
死んだ人が最初に行くことが多い場所は、「霊界」と呼ばれます。
三次元を超えた世界ということで、「四次元霊界」とも言われます。そこで、この世での自分の一生をスクリーンのようなもので振り返り、愛の観点から自らの人生を見つめることになるのです。自分だけしか知らないと思っていた悪行なども、すべてが白日の下に晒されることになります。
そうして、天国に行くのが相応しいのか、それとも地獄に行って反省するのが相応しいのか、自分自身の神の子としての心で判断することになります。誰かにジャッジメントされるのではなく、自らの神性で判断をするのです。
それから自分が元いた世界に帰っていき、再びあの世での生活がスタートするのです。
そして、またしばらくすると、魂修行のためにこの地上に生まれてきて、肉体をまとい、各自の課題に向き合いながら生活をすることになります。これが「転生輪廻」と呼ばれている魂修行の仕組みです。