霊的観点から見た植物人間の真実

Q&A

霊的観点から見た植物人間の真実

質問:植物人間と言われる人は、霊的にはどのような状況になっているのでしょうか。

答え:植物状態というのは、端的に言うと、魂が肉体に執着している状態です。

自分の肉体から離れたくないという思いで肉体にしがみついていて、肉体が自分自身であると思い込んで、そこから出ることを怖がっているようなものです。

魂としては完全であって、不具合などは何もないのです。

肉体的には故障している部分はあったとしても、魂はぴんぴんしているのであって、動かない身体から抜け出すことを拒否して、そこから離れようとしないというのが植物状態の実際の姿です。

その人の守護霊や指導霊がやって来て、「そこから出て、早くあの世へ帰ろう」と呼びかけているのにもかかわらず、聞く耳を持たず、肉体にしがみついてそこから離れないでいるわけです。

肉体というのは魂が着ている洋服のようなものであって、すり切れて穴が開いたのであれば、それを脱ぎ捨てて魂の本来の世界へ帰っていけばよいのです。

いつまでも地上に残っていることが必ずしも魂にとっての幸せではありません。

魂やあの世のことを知らないことにより、そのような迷いが生まれてくるのであって、人間の本来の姿を生きているうちに自覚することがいかに大切なことであるかということです。