調和の中から生まれる新たな進化

神の子

それぞれの人の違いや個性を受け入れるのは、そう簡単なことではありませんよね。

自分と異なる人の考えや個性を認めるのは自分を否定することにつながるように感じるという人もいますが、そんなことはなくて、相手のことも認めて、自分のことも認めることがそれぞれの違いを受け入れるということです。

それは懐の大きさと言ってもいいのかもしれません。懐が大きければ、自分以外の人たちのことも受け入れられますし、それぞれの個性の違いを否定することなく、すべてを包み込み、抱きかかえることができます。

最も懐が大きな存在は誰だと思いますか? それはこの宇宙の神です。神はあらゆる人たちの違いを受け入れ、排除するようなことなく、すべての人たちをその愛で生かし、育まれていらっしゃいます。

もし私たちが「自分はこういう人間だからこういう人しか受け入れない」と言うのであれば、それは神の思いからは程遠いものです。

自分の我を通すのではなく、すべての個性や価値観を否定せずに尊重するとき、そこに調和というものが生まれます。神の御心とは大調和の心です。

調和の中において、私たちは互いの良さを発揮していくことができるのではないでしょうか。互いに攻撃し合い、傷つけ合うような不調和の中では、それぞれをすり減らしていくだけで、成長していくことができません。

調和が生まれるとき、私たちはますますそれぞれの良さを生かすことができて、ともに成長し、ともに進化していくことができるようになります。そして、それにより宇宙全体のさらなる進化につながります。