人が生まれる理由とは?
人はなぜ生まれてくるのでしょうか。
私たちは誰もがお母さんの出産によってこの世に誕生しますが、肉体の中に宿っている魂のふるさとは天国と呼ばれる目には見えない世界です。
元々、私たちはあの世で生きていて、それぞれが課題を持ってこの世に生まれてきます。
あの世では肉体を持たずに魂として生きているので、食べる必要もなければ、眠る必要もありません。
実はあの世にも太陽があって、霊太陽と言われますが、誰もがその光のエネルギーを受けて生きています。
その光はあらゆものを生かし育む愛のエネルギーです。
あの世は思いの世界で心はガラス張り
あの世は「思い」の世界であり、その人の思っていることがガラス張りのように他の人にも分かります。
肉体を持っていると、心の中で思っていることは他の人には分かりませんが、あの世では心がむき出しになるという感じというと分かりやすいかもしれません。
つまり、何を考えているのかが誰にでも分ってしまうのです。
あの世では人は心で思っていることを隠すことはできません。
もし相手をだましてやろうと思っていたとすれば、それはそのまま相手に伝わります。
そんな思いを持っていれば、相手はすぐにそれを察知して離れていくでしょうし、そもそもエネルギーの法則的に一緒にいることなどできません。
波長同通の法則というものがありますが、似たようなエネルギーは引き寄せ合い、より大きくなります。そして、異なるエネルギー同士はプラスとマイナスのように反発して離れていきます。
この世でも、例えば、同じ企業に勤めている人はやはり似たようなところがあります。
そこに所属している人たちの発しているエネルギーに引き寄せられて、結果的に似たような思いを持った人が寄り集まってくるのです。
私たちはそれまでの記憶を消して生まれてくる
あの世は肉体の目には見えません。
死ねば誰もがそこに帰るのですが、生まれてくるときにそれまでの記憶を消して生まれてくるために大半の人があの世のことなど忘れてしまっているのです。
しかし、覚えていればよいかというと、そんなこともありません。
覚えていれば自分が何の課題を持ってこの世に生まれてきたのかも分かりますが、それではある意味でテストのカンニングをしているようなものではないでしょうか。
誰もが自分の課題にゼロから向き合って答えを出していく
もし自分の課題もその答えも分かって生まれてくるとすれば、魂にとって何の学びがありますでしょうか。
生まれるということはゼロからのスタートです。
ゼロからの人生の中で傷つき悩み苦しみながらも、その中で自分が本当に納得して生きていった結果だけが本当の意味での魂の力になるのです。
傷ついたことがない人など一人もいません。
苦しんだことがない人など一人もいません。
誰もが、思い通りにならない人生の中で悩み苦しみながらも、魂に刻み込んだ気づきや学びというものだけを持ってあの世に帰っていきます。
逆に言うと、その経験と学びだけしかあの世に持って帰ることはできないのです。
その学びこそが大変尊いものであり、この世に生まれてくる意味なのです。
私たちは魂の学びを深めるためにこの世に生まれてきているのです。
そのような観点こそが本当の意味で私たちの人生に必要ではないでしょうか。
そのとき、あなたの目の前に立ちふさがっているように見える逆境も、魂として大きな飛躍を約束するスプリングボードに変わっていくはずです。
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