3.11が教えてくれたこと
3.11から十年が経ちました。
あの日から、まだ癒えない悲しみや苦しみを抱えている人もたくさんいると思います。
当たり前に続くと思っていた日常が壊され、大事な人を奪われたという深い悲しみに打ちひしがれ、立ち上がれないという人もいるかもしれません。
3.11が私たちに教えてくれたことは何でしょうか。
それは、当たり前のことが当たり前ではないということ。
家族や仲間と一緒に暮らせるという当たり前の日常を当然のように思っていたけど、本当はそれは奇跡であって、その感謝をいつの間にか忘れていたのではないかということ。
当たり前に思えることは、本当は当たり前ではありません。
その当たり前を作り出すために、周りの人々の努力があり、自分の気づかないところでも多くの人たちが働いてくれているのです。
それに気づいたのならば、私たちは当たり前のことに感謝しましょう。
当たり前のことに包まれて、私たちは生きることができているのですから。
そして、一足早く天国に帰っていった人たちの分も精一杯生きましょう。
またあの世で再会できる日を心待ちにしながら。