違いを認め合う

愛の実践

人は自分と異なる考えや価値観を持っている人をなかなか受け入れることができません。

特にそれが自分の考えや価値観と相反している場合はなおさらです。そのようなものに触れたとき、人は概して自分が否定されたような気持ちになるものです。そして、自分の正しさや自分の信じているものを守るために相手を攻撃するようなことはよくありますよね。

それが対立となり、傷つけ合いにつながっていきます。それは普段の生活の中で関わる人同士だけではなく、国家や人種、宗教間における争いもそうです。自分たちを守るために敵というものを作り出し、戦っている姿があちこちで見られるのではないでしょうか。

それは相手を否定することで自らの正当性を保とうとしているわけですけれども、そのようなことをする必要は全くありません。そうではなくて、自分とは異なる考えや価値観も受け入れてみることです。

なぜなら、どんなに考えや価値観の違いがあったとしても、相手も同じ神の子であり、相手の考えや価値観の中にも必ず尊いものがあるからです。そこにどんな違いがあるのかに気づき、認め合い、受け入れ合う。深い愛で互いを包み込む。

「自分がまだ気づいていなかった真実をその人が見せて気づかせてくれているのかもしれない。自分が信じているものとは異なるけれども、その中にも正しさがあり、そこから学べることがあるかもしれない」

そのような謙虚さを私たちは忘れてはいけないと思います。自分の信じていることだけが絶対的であり、それ以外は認めないというのはただの傲慢であり、うぬぼれです。相手を攻撃するのではなく、深い愛をもって手をつなぐことです。

同じような価値観の中だけで生きていると、違いを実感する機会がなかなかありません。

その意味では、地球という星は宇宙の様々な星からやって来た魂のるつぼのようなものです。様々な神の個性が現れている中で、互いの違いを受け入れ、尊重し合うことの大切さを学ぶことができる。

そして、その調和によりまた次の新たな進化発展が生まれてきます。