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あの世は肉体の目では見えない
私たちの魂は、誰もがあの世からこの世の肉体に宿って生まれてきます。
魂にとってはあの世のほうが本来の世界であります。しかし、この世で生きていると、あの世の実感をすることはほとんどありません。
中には、「あの世なんて全く目に見えないじゃないか」と言う人もおります。
それは当然のことでありまして、なぜなら、この肉体で見えるのは物質界である三次元の世界だけだからです。あの世はエネルギーの世界であり、目に見えないのは当然のことなのです。
しかし、だからと言って、目に見えないから存在していないというわけではなく、肉体を脱ぎ捨てれば私たちにも見えるようになります。肉体がなくなっても、魂には霊的な目というものがあるからです。
永遠の魂にとってはこの世はいっときの時間
魂にとってはこの世のほうが仮の世であります。
魂はほとんどの時間をあの世で過ごしていて、あの世を実在界と言いますけれども、永遠に生き続ける魂にとっては、その長い歴史からすれば、この世に出てきている時間など本当に短いものです。
そのすべての経験が魂の中には蓄えられております。無駄になることなど一つもありません。
いっときこの世に生まれてきて、そして数十年の人生を送ってあの世に帰る。
そのようにして、あの世とこの世を行ったり来たりしながら、永遠の旅を続けているのが私たちなのです。