自分と他人を比較して、落ち込む人がいます。
人と比較をする必要は全くないのです。なぜなら、あなたは、あなたにしかないものを持っているからです。それだけで、あなたがこの世界に存在している価値があります。
もしあなたがいなければ、この世界は欠けた状態のままです。あなたがいない世界は、完成していないジグソーパズルのようなものなのです。それくらい、私たち一人ひとりの存在というのは大きな価値を持っています。
優れているとか、劣っているとか、そういうことは一切関係ないのです。
ただ命を持ち、存在しているということが、大変大きな意味を持っているのです。なぜなら、必要のないものは、この世界には生み出されないからです。逆に言えば、この世界に生み出されたものは、全てが必要とされているものなのです。
自分と他人は、比較するものではなく、支え合うものです。
自分にできないことをあの人はやってくれる。あの人にできないことを自分はやってあげられる。お互いの足りない部分を補い合うために、多くの人たちが存在しているのです。
人と比較して一喜一憂する必要など全くないのです。なぜなら、私たち一人ひとりには、もうすでに唯一無二の個性が与えられているからです。それぞれがどんな人にも負けないくらい素晴らしい存在として生み出されているのです。
この宇宙の中で、全ての人がかけがえのない存在であると同時に、その人だけにしかやれないことがあります。なぜその人だけにしかやれないことがあるのか。それは、あなたにしかできないことを通して、この大宇宙を調和させていきなさいと神様が言われているのです。
調和というのは、一人ひとりの個性を殺すということではありません。
無数の個性が最大限に生かされ合っている状態を調和と言うのです。
その中においては、自分と他人を比較して優劣を決める意味などないのです。
お互いの違いというのは、足りない部分を補い、支え合うために存在しているものなのです。