自分の行いは自分に返ってくるのか?
「自分のしたことが自分に返ってくる」というのは本当なのでしょうか。
結論から言うと本当です。
たとえば、誰かに100万円をあげたとします。
すると、いつかそれが戻ってきます。
その相手からではなく別の人からかもしれませんが、必ず戻ってきます。
「それって本当なの?」と思われるかもしれませんが、実際本当なのです。
「与えれば与えられる」とも言われますが、それは与えれば与えた分だけめぐりめぐって自分に返ってくるという意味なのです。
宇宙の法則に例外はない
自分のしたことが自分に返ってくるというのは宇宙の法則なのです。
そこに例外はありません。
たとえば、誰かの悪口を言ったとします。
すると今度は自分が誰かから悪口を言われます。
自分が誰かにしたことを身をもって自ら体験することになるのです。
それは何倍にもなって返ってくる
水の入った大きな水槽の中で波紋を起こすと、その波は水槽の端まで行ってまた戻ってきますよね。
それと同じように自分のしたことが自分に返ってくるわけです。
しかも、さらに言うと、実はそれは何倍にもなって返ってくるのです。
それはエネルギーの法則なのです。
波長同通の法則
「波長同通の法則」や「親和性の法則」とも言われますが、似たようなエネルギーは引き寄せ合って増幅するという法則があります。
それはこの大宇宙の隅から隅まで貫いている法則です。
人間の思いや行いはエネルギーそのものです。
私たちは自分の発したエネルギーによって、それに相通じるエネルギーを磁石のように引き寄せているとも言えます。
神の子としてどのように生きればよいのか
元々、私たちは愛のエネルギーそのものである大宇宙の神と一体でした。
一体だったものがそれぞれ分かれ、個性を持った存在として生み出されてきているのです。
それゆえ私たちは神の一部であり、神の子であると言われます。
自分のやったことが自分に返ってくることで、神の子としてどのように生きればいいのかを学ぶことができるようになっているとも言えます。
それは今回の人生を越えて返ってくる
今回の人生が終われば自分のやったことは全て清算されるというわけではありません。
それは、今回の人生を越えて来世に持ち越されていきます。
与えたものが、今世ではなく来世以降に返ってくることもあるでしょうが、確かなことは必ず自分に返ってくるということです。
「なぜこんなことが自分に起きているのか分からない」
「どうして自分がこんな目に遭わなければならないのか分からない」
生きていると往々にしてそのようなことがありますよね。
実は、それらは良いことも悪いことも含めて、過去に自分のしたことが原因となって今自分に返ってきているとも言えるのです。
今回の人生に思い当たるふしがなければ、過去世での行いが原因となっている可能性もあるということです。
逆に言うと、今の自分の状況から、過去に自分がどのようなことをしてきたのかも分かるということです。
不幸の連鎖を断ち切り、見返りを求めず一つひとつ幸せの種をまく
もし、これまで人を不幸にするようなことをしてしまったのであれば、反省してこれからは人を幸せにしていく行いを一つずつしていくことです。
一つひとつ幸せの種をまいていくことです。
周りの人にやさしくすること。
笑顔で接すること。
お互いに助け合うこと。
それがやがて幸せの実となり自分にも返ってきます。
ただし、そのときに見返りは求めないことが大切です。
見返りを求めたら幸せというものは返ってきません。
そのような打算は幸せの流れをせき止めてしまう岩のようなものです。
不幸になる行いは今日ここで断ち切り、明日からは一つでも多くの幸せの種をまいていくこと。
それこそが私たち一人ひとりの神の子が幸せになっていく道ではないでしょうか。