まだ多くの人が死に対して怖いというイメージを持っていますが、本当は死というものは怖いものではありません。
なかなか信じられないという人もいるかもしれませんが、人間というのは肉体ではなく魂のほうが本来の姿であり、あの世からこの世に生まれてくるときに魂の一部が肉体に宿って生まれてきます。
そして、この世での一生を終えるとあの世に帰っていきますが、そのときに肉体を持って帰ることはできません。
ですから、古くなった洋服を脱ぎ捨てるように肉体を脱ぎ捨てて帰っていくのです。
つまり、死というのは肉体から魂が離れるだけのことなのです。
それ以下でもそれ以上でもありません。
人によっては、死ねば真っ暗になって消滅してしまうと思っている人もいますが、本当はそうではないのです。
死ねば魂の姿に戻るだけであり、この世で経験した学びとその記憶を持って、私たちはあの世に帰っていくのです。
そして、あの世に帰った後、今回の人生を振り返り、愛の思いで生きることができたかを反省します。
それからまたしばらくすると、この世に課題を持って生まれてくるのです。
そうやって何度も何度もあの世とこの世を行ったり来たりしているのが私たちの本当の姿であり、それを転生輪廻と言いますが、一度死んだら全て終わりということではなく、生き通しの永遠の命というものが与えられているのです。