人は眠っているときに肉体を抜け出している
あの世というのは、人間にとって全く別の世界というものではなくて、この世の延長線上にあるものです。
死ななければそこに行けない、というものではないのです。
実は毎日、人間は眠っているときに肉体を抜け出してあの世に帰っているのです。
レム睡眠時に見る夢は霊界における体験
夢にも二種類あって、人間の表面意識がつくり出しているものと、霊界に行って体験しているものがあります。
表面意識のほうでつくり出しているものは、たとえば、その日一日にあった出来事を振り返ったり、その日に会った人が出てきたりします。
一方で、霊界における体験は、レム睡眠と言われる深い眠りのときに起こります。
二、三時間ごとに周期的に巡ってくる深い眠りのときに、魂が肉体から抜け出してあの世に帰っています。
抜け出した魂はちゃんと肉体に帰ってこられるのかと疑問に思われる人もいるかもしれません。
しかし、魂と肉体は霊子線でつながっているので、しっかり自分の肉体に戻ってくることができるのです。
あの世の霊人からすれば、この世からやって来ている人にはその線がくっついているので、「ああ、この人は地上からやって来ている人なんだな」と分かるわけです。
あの世のことを忘れないために
なぜ、人は睡眠中にあの世に帰っているのでしょうか。
それは私たちがあの世のことを忘れないようにするためであり、エネルギーを回復するためでもあります。
私たちにとっては元々、あの世が本来の世界であり、死ねば誰もがあの世に帰っていきます。
しかし、肉体に宿っていると、霊的な機能というものがかなり制限されていることもあり、霊界のことはほとんど忘れているのが実際のところです。
そうなると、死んだ後にスムーズにあの世に帰れなくなりますから、あの世のことを忘れないようにするために寝ている間に霊体が肉体から離れているのです。
あの世でのエネルギー充電
そして、それはエネルギーの充電という意味も非常に大きいのです。
霊体のエネルギーというのは、ある意味、スマホと同じようなものであります。
スマホも朝目覚めたときは充電が100%に近くても、一日を過ごしているうちにどんどん減ってきますよね。夕方や夜になると、40%、30%と減っている。そして、また充電すれば、90%、100%になる。
それと同じように、私たちの霊体も一日が終わる頃にはエネルギーが減っていますから、睡眠中に霊体が抜け出すことで、あの世の霊太陽の光を受けてエネルギーを吸収して充電しているのです。
言ってみれば、私たちは毎晩、幽体離脱しているようなものであります。
空を飛んでいるような夢などはあの世での体験
その夢があの世での経験かどうかは、たとえば、空を飛んでいたりするような夢を見ることはありませんか。
そのような空間の移動などが伴う夢は、魂が肉体から離れて、あの世で経験しているものです。
また、夢の中で知り合いに会う場合は、相手も同じように肉体から抜け出してお互いにあの世で会って話していたり、または、別の霊人と話しているのだけれども、表面意識に翻訳されるときに、その知り合いの顔で認識されたりするのです。
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