天国と地獄はどこにある?答えは「心の中」にある

私たちは日々、喜びや感動を感じる一方で、怒りや不満、嫉妬や孤独など、複雑な感情の波を経験しながら生きています。時には「どうして自分ばかりこんな目に…」と思うこともあるかもしれません。しかし、もし今あなたが見ている世界が、外側の環境によって決められているのではなく、あなた自身の“心”が映し出している世界だとしたら、その事実を受け止められるでしょうか。

心は「心の王国」とも言われるように、誰にも侵されることのない自由な領域であり、何を思うかは常に自分の選択です。そして、その思いが人生や未来を創っていきます。

ここでは、4人の登場人物の対話を通して、天国も地獄も心の中にあり、心のあり方が人生を決めることを分かりやすく紐解いていきます。


最近、人の“心”って不思議だなって思うの。人間関係や環境に影響されるようでいて、でも本当は誰にも触れられない場所が心の中にある気がして。

いいこと言うね。心は「心の王国」とも呼ばれる。そこは誰からも侵されることのない、自分だけの領域なんだ。

でもさ、他人の言葉で傷ついたり、不快な気持ちになったりすることって普通にあるだろ? 本当に守られてるって言えるのかな。

外側から刺激を受けることはある。でも、最後に“どう受け止めるか”を決めるのは自分の心だよ。誰も勝手に心の中へ踏み込んで支配することはできないんだ。

ってことは、心は自由ってこと?

そう。私たちには神から“自由意志”が与えられている。何を思うかは誰にも強制されない。自分の心だけは自分が決められるんだ。

でも、その分“責任”もあるわよね。自分が考えたこと、選んだこと、行動したことの結果は自分で受け取る。

それは当たり前の話だけど、人って意外と忘れがちだよな。すぐ人のせいにしたりするし。

だからこそ、心の思いがとても大事なんだ。天国と地獄の話にもつながる。

天国と地獄って死後の世界の話でしょ?

もちろんあの世にもあると言われている。でも、本当の天国と地獄はすでに“自分の心の中”にあるんだよ。

たとえば、どんな出来事にも感謝して、周りの人の良いところを見て協力し合いながら生きている心は“天国的”と言えるわ。

なるほど。じゃあ、逆に文句ばっかり言って人を妬んだり悪口ばかり言う心は…。

それが“地獄”だよ。人の不幸を喜んだり、自分さえよければいいって考える心のことだ。

でも人間って、どっちの心も持ってる気がする。

その通り。一日の中でも人の心は揺れるの。朝は天国みたいに澄んでいても、昼にはイライラして地獄に落ちたり。思いの方向は常に変わっていくもの。

ってことは、天国も地獄も外にあるんじゃなくて、自分の内側にあるってことか。

まさにその通りだよ。心が天国的なら天国のような現実が引き寄せられ、地獄的なら苦しい現実が引き寄せられる。思いは同じ波長を引き寄せるからね。

じゃあ、今自分の周りにある世界は、自分がつくり出してるってこと?

そういうこと。人のせいでも環境のせいでもない。自分の心が通じている世界が現れているんだ。

でも、もし今“地獄みたいだ…”と感じる世界にいる人がいたら、それは“心を変えるチャンス”でもあるわ。

その通り。心を変えれば世界は変わる。地獄を天国に変える鍵は、いつも自分の心の中にあるんだ。

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