神の思いに沿った信念を持てるか
信念を持つことはとても大切なことであります。「一念岩をも通す」とも言われますけれども、強い思いを持ち続けることによって道は切り開かれていくものです。
しかし、ここで注意しなければいけないのは、その信念が正しい思いであるかどうかです。神の愛の方向に沿った信念でなければ、それは単なる独りよがりであり、本当に意味のある正しい信念とは言えません。
神の愛の思いに沿った信念とは何でしょうか。それは他者を幸せにしていくものです。社会をより愛に満ちたものにしていく願いです。エゴに溺れ、他人を苦しめ、自分さえよければよいという心に基づくものであれば、その信念は正しいものではありません。
苦しんでいる人を救い、多くの人々が互いに助け合い、支え合えるようになるための信念でなければ、本当の意味で社会を変えていくものにはなりません。
その信念を持ち続ける中で周りの人々から様々なことを言われることもあるはずです。批判を受けたり、嘲笑されることもあるでしょう。しかし、そのようなときに、自らの信念を折ってはいけないと思います。
なぜなら、その信念が正しいものであるならば、それはもはやあなたの信念ではなく、神の思いでもあるからです。神の思いをこの世界に現すためにあなたが存在しているからです。
ですから、その信念が本当に神の思いに叶うものなのかは常に振り返る必要があります。誤った信念でないかどうかを自らチェックできるようにならないといけないと思います。そうでなければ、魂の奥底から湧き出してくるような力強さにもならないのです。